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本コンテンツは、情報の保存及び保護を目的としており、著作権侵害の目的は一切ありません。
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Ragnarok Online の現実。

このページは 2002 年 12 月ごろに http://mikage50.s18.xrea.com/ragnarok.html (デッドリンク)上で公開されていた情報に手を加えたものです。

はじめに

Ragnarok Online (以下 RO) とは?

韓国の企業 株式会社 Gravity が開発、提供している MMORPG と呼ばれる多人数が一同に会して遊べるネットワークゲーム。

韓国と英語圏での数度の α テストの後、2001/11/29 より日本国内でも β テストが行われ人気を博した。2002/08/14 より ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 を国内運営元に迎えての β2 テストが実施されその人気を磐石のものとする。約1年に渡る β テストを経た後、2002/12/01 より正式サービスを開始した。国内 PC 向け MMORPG の草分けにして、現在に至るまで根い人気を誇るタイトルである。

世界的にも 37 ヶ国へ進出しており、2500 万以上のユーザー規模を誇ると言われている。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 (以下ガンホー) とは?

ガンホーは、オンラインゲームを軸とした新しいエンターテインメントを提供し続ける「総合エンターテインメントカンパニー」として、「Online Communitainment(オンライン・コミュニテインメント)」の実現を目指し、お客様、株主の皆様、従業員、協力会社とともに健全なる遊びの文化創造のために情熱を持った事業活動を展開することが目標です。

さぁ、Online Communitainmentの世界へ、ガンホーとともに。

元々は 1998/07/01、米国の最大手オンラインオークション会社であった ONSALE 社との合弁会社として、オンセール株式会社という商号で設立された。初代社長はソフトバンクの孫正義社長の実弟、孫泰蔵氏。現在は会長職に就き、森下一喜氏に社長の座を譲っている。

主にパソコン関連商品を取り扱うネットオークション事業を行っていたが、経営は思わしくなく2002/07/08 にオークション事業より撤退、08/01 より商号を現在のガンホーに変更、RO の国内運営権を獲得し、オンラインゲームサービス事業へと転換した。これが大ヒットとなり、オンラインゲーム産業のパイオニアとして、国内最大手企業として、大きく躍進することとなる。

以降、RO の大ヒットに伴い事業を拡大、現在では複数のオンラインゲームタイトルの国内運営に携わっているほか、主に RO 関連のグッズ展開、ネットカフェ他でのイベント展開、短編ドラマのストリーミング配信などを行っている。しかし軌道に乗ったタイトルや副業は無く、収益の大部分は RO 関連に依存していた。

2005年に入ると、高品質なプロモーションムービーで話題を呼んだ 韓国 Neowiz 社の MO ライクな MMORPG "ヨーグルティング" の国内運営、"ディプス・ファンタジア" で知られるヘッドロック、アニメーション事業を展開しているブロッコリーと提携し、それぞれの持ち味を生かした MMORPG "エミルクロニクルオンライン" の開発及び運営、"グランディア" シリーズで有名なゲームアーツとも提携し、同シリーズの初オンラインタイトルの開発を宣言するなどで話題を呼んでいる。

2005/03/09 にはヘクラレスへ上場、株価の高騰が話題となった。

このサイトの目的

RagnarokOnline に関する一種の自己満足なリファレンスを作ろう、という感じです。過去のサイトの目的も以下に載せておきます。

既存ユーザーはもちろん、これから RagnarokOnline を始めようという方に RagnarokOnline のことをもっと知ってもらおうという目的で作成しています。営業妨害が目的では無く、ガンホー、ファンサイトが表に出さない、或いは埋もれつつある RO の真実、βテストで何があったのか、そして正式サービス後はどうなったのか、ということを少しでも多くの人に知ってもらう為に、そして保存する為にこのページを作成しています。勘違いしないで欲しいですが、このページはガンホーの悪事を晒すサイトでも、RO が面白くないということを示す資料でもありません

何言ってる文章なのか分かりにくいと思うので日本語訳すると、ガンホー叩きに利用するのはやめろということです。何の生産性も無いですし、誰も救われません。本当に管理が疑問だと思うなら、やめることが一番の攻撃であり、改善の手段だと思います。

特に Yahoo! 掲示板に貼り付けられる方が居るようですが、そういう使用法は正直なところ迷惑です。

注意事項

このサイト内の全ての情報について、信憑性は一切保証しません。自己責任でお願いします。

ただし誤情報の伝播は望むところではありません。誤りを情報を発見された方は ro@brionac.org までお願いします。

対応ブラウザについて

CSS2 に対応したブラウザを想定して作成されています。

Internet Exploer 6.0、Firefox 1.5、Safari 2.0 での正常なレンダリングを確認しました。Opera 8.5 でも大丈夫のようです。Netscape 7 では若干意図した表示と異なりますが、本文を読む上では問題にならないようです。

何か問題がありましたら、よろしければ ro@brionac.org までお願いします。

更新履歴

Ragnarok Online の事件簿

時系列になっています。事件そのものよりも、それに対する管理会社の反応がメインです。

ロードオブナイトメア事件

2002/01/不明、Lord of the Nightmare というプレイヤーが露店のバグを利用したゼニー Dupe でゼニーを増殖し、オリデオゴン原石、エルニウム原石といった当時は全く価値の無かったアイテムを 100k という、当時としては破格な値段で買い占めることで、チートゼニーをワールド中にばら撒いた。これによりゲーム内の経済バランスが破壊され、レアアイテムが急激なインフレーションに見舞われた。

事態を重くみた Gravity は、ゼニー所持ランキングを参照し、単純に Zeny を多く持っているプレイヤーの所持金/所持アイテム/倉庫アイテムをリセットする、という対処を取った。これにより多くのチーターが処罰されたが、しかしその杜撰な対策法は、チートと無縁な普通のプレイヤーも巻き添えにし、逆にゼニーをアイテムに変えたチーターまでは追跡することが出来ず、マネーロンダリングに成功したチーターは処罰を逃れた。

当時、このチーターに対してユーザーが団結し、チートゼニー流出を食い止めようとする運動が行われた。

原石の価値

精錬システムが実装されたのは β2 なので、当時の原石というのは何の意味も無いコレクションアイテムだった。β2 を夢見て原石を大量に買い取る商人も居たが、取引値はせいぜい 500〜1k だった。対する 100k というのは、グローブや四葉のクローバーなどの当時の主流レアアイテムとほぼ等価という大金であった。

ちなみに β2 に移行する際、装備中のアイテム以外は全てリセットされた。南無。

個人情報漏洩事件 その1

2002/08/02頃、公式ページのログインフォームのアドレスの末尾の桁を、対象のプレイヤーを耳打ち拒否リストに入れたとき、レジストリ上に保存される値に変更する事で、対象の個人情報(氏名やパスワードも含めたアカウント取得時に登録した情報全て) を閲覧する事が出来る、という事実が発覚した。

2ch でこの手法が広まり、悪意を持って他人の個人情報を参照したり、アカウントハックする騒動が起きた。

対応は2度に渡り、一度目は個人情報部分をコメントアウトした。当然コメントアウトされた文章は html ソースの表示で閲覧が可能で、そのことが広まると騒ぎが再発。二度目の対策でようやく完全に見れなくなったが、これによって自分自身の登録情報も見れなくなった。このログインフォームの欠陥は韓国版公式ページでも、なんと半年以上前から発覚しており、しかも韓国公式ページでは既に修正されていたものだった。日本でも以前から公式掲示板等でこの手法の存在を広めている人が存在していたにも関わらず、大きな事態になるまで放置され続けていた

Gravity は対応の後、謝罪の公知を出したが、その公知内に β2 テストへの移行時期なども書かれてた為にユーザーの注意はそちらに惹きつけられ、その事態の重大さと裏腹に、事件は余りにもひっそりと幕を閉じることとなった。

公式掲示板

β1 時代には公式サイトに掲示板が存在した。しかしノイズが溢れ、意味のある利用法はされていなかった。

現在でも掲示板の復活を希望する人は多いが、ゲーム内の GM 主催イベントやガンホーが共催のアメーバブログの催しがどういう状況になったのかを踏まえれば、掲示板の存在は管理の手間を増やすだけで、何の役にも立たないだろうことは分かるのではなろうか。

Chaos ショック / 第一次署名運動

2002/10/16、Chaos サーバーの DB サーバーが異常動作し、何の知識が無くともアイテムの複製が出来たり、ステータスやスキルをポイントを消費せず自由に割り振ることができるという状態になった。このことはすぐさま知れ渡り、悪意を持ってアイテムの増殖を行うプレイヤーが続出した。異常動作から暫く後に一瞬だけ DB サーバーが復旧、その後サーバーがダウンした。

この余りにも異常すぎる事態に、当然ロールバックが行われるものだと誰もが考えた。しかしサーバーがオープンしてみると、サーバーダウン直前に DB サーバーが一瞬復旧したことで、異常なデータがセーブされてしまったのか、ゲーム内の複製されたアイテムなどはそのままの状態になっており、ロールバックは行われていなかった。

さらに公知ではこの事態は完全に隠蔽され、サーバーのメンテナンスが正常に終了しました、の一言で片付けられていた

もともと精錬チートなどで壊滅的だったゲーム内経済に致命打を叩き込んだこの事件に対して、Chaos だけでなく他のサーバーのユーザーもゲーム内外で蜂起、サクライのアレを筆頭とし、ロールバックと今後の対応強化を求める署名運動が展開された。各地の声の大きいファンサイトもこぞってこれを大きく取り上げ、多数の賛同サイトも集まり、最終的に 8281 人による署名がガンホーの手へと渡された。

しかしガンホーは無反応結局ロールバックが行われることは無かった

2002/11/06 に行われたカンファレンスにて、記者がガンホーに署名運動に関する質問を行い、ここでガンホーは初めてこの署名について言及した。しかもその内容は、「署名をまでしてくれて感謝している」という、おおよそユーザーにとって面白くない解釈の成されたものであったが、しかしこの時点で事件は相当風化していたこともあり、ユーザーの反応は署名運動時の熱狂すると拍子抜けするほど小さいものだった。

[参考資料] サクライのアレ (ミラー)
[参考資料] ラグナロクオンライン有料化後の拡充サービス発表

公式ページ改竄

これ自体はとりたてて重要なものでもないですが、β 時代のガンホーの隠蔽主義の資料として。

サーバーメンテナンス情報

2002/10/09、公式ページの公知事項にサーバーメンテナンス情報という項目が追加された。サーバーの稼動状態を公式のトップページから参照できるという内容だったが、ページのソース内にこのメンテナンス情報を操作することが可能な cgi のアドレスが書かれていることが発覚し、2ch で広められたことで、悪意を持ってこれを改竄する人間が相次いだ。

更に cgi のアドレスのルートページが RO のファンサイトであったことから、GM の構成員の一人がそのファンサイトを運営していることは明らかであり、GM の不祥事問題に発展するのではないかと騒がれた。しかしその後まもなく、公式ページ上からサーバーメンテナンス情報の項目は削除され、メンテナンス情報を更新する cgi も件のファンサイトごと消去され、この事件に関する痕跡は完全に抹消された。

この件に関して、公知による正式発表は一切無かった

公知改竄

2002/11/08、公式ページのサーバーオープン時間延期のお知らせ、という公知が何者かによって改竄される。

サーバーオープン時間延期のお知らせ
No.053 Date.2002/11/06 10:00


ラグナロクオンライン運営チームです。

現在、各ワールド(Chaos,Loki,Iris,Fenrir)においてサーバーの
増設・増強作業を行うと見せかけてキムチパティーしてますが、満腹のため
ねちねちごろごろするための時間を取らせて頂きたいと思います。 』

その為、予定しておりましたサーバーオープン時間を
キムチパーティーが終わって一服した後に延期させていただきます。

テスターの皆様におかれましては長時間にわたりご不便をおかけ
ているが1つ言いたいことがある「少しくらい待て、このRO中毒が!」。
バイト生一同で普及作業を行っておりますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願い致します。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(株)
ラグナロクオンライン運営チーム

この公知はわずか数時間で修正されたが、改竄の事実について公知上で言及されることは無かった。これ以前にもこれ以降にも、公知が改竄される事件は起こっておらず、内部犯によるものなのだったのか、それとも外部犯によるものだったのかは現在でも分かっていない。

ちなみに、キムチパーティーとは、当時毎度のように延期していたガンホーのサーバーメンテナンスに対する蔑称。

[参考資料] 改竄された公知 (画像ファイル)

Shion 事件

2002/11/16、GM007.Shion が一部ユーザーにゲームデータなどの情報を流していたので解雇した、という公知が出た。

ここまではどんなネットゲームにでも見かけるよくある情報漏洩事件だが、しかし公知上で癒着先のギルド名が公表されたという点が大きく異なる。該当するギルドのメンバーの一人が自身の Web サイト上で極めてレアなアイテム(サングラスオブジェムストーン)についてのレポートを記述していたことにより、情報だけでなく、アイテムの譲渡も行われたのではないかという疑惑が生まれ、また当該ギルドを構成するメンバーが高 Lv であったことの妬みもあり、彼らはゲーム内外で迫害を受けることとなった。結果として2つの Web サイトが荒らし行為により閉鎖に追い込まれ、その中には高レベルキャラを全削除する画像を公開し、ゲームからの撤退を表明する人も居た。

この公知は 3 日ほどで姿を消し、以降、この事件に関する続報、迫害を受けたギルドメンバーに対する謝罪などは一切無かった

[参考資料] =CA= 上 サングラス オブ ジェムストーンのレポート (ミラー)

=CA=

閉鎖に追い込まれたサイトのうちの一つ。韓国のテストサーバーのレポートがメインで、当時はとても賑わっていた。

廃部通信

閉鎖に追い込まれたサイトのうち一つ。ウィザード関連のスキルを扱っていたサイトであったという記憶がある。

興味深いのは "ある時期からガンホーを叩かなくなったのも GM の仕事内容を知っていた為です" という意味の文章が出ていたということ。つまり少なくとも身内に GM が居るならば、擁護できるような仕事ぶりであったか、或いは与えられる GM の仕事内容に何らかの欠陥があったということ。

個人情報漏洩事件 その2

2002/12/03 頃(正式サービス開始からわずか 2 日後)、問い合わせフォーム「マナー&サポート」 で末尾4桁の数字をランダムに変更する事で、他人の問い合わせ内容を外部から自由に閲覧可能であったことが発覚し、2ch で広まり騒動となった。ガンホーは比較的速やかに問い合わせフォームをクローズ、修正したが、このときメンテナンスの項で「不都合があったので修正した」 という事実と異なる公知を出した

中には ID やパスワード、クレジット番号まで流出してしまった人もいるこの重大な個人情報漏洩事件を、ガンホー自身が余りにも軽んじていることに対して、大手ファンサイトが抗議の記事を載せたことで、ようやく重要公知の項で 「悪意ある外部ユーザーのアクセスがあった」 という公知を出し、情報漏洩の事実を認めた

しかしこの公知においても、ガンホーは、悪意を持った人間が不正侵入してきたことこそが問題であり、セキュリティ対策(実のところそれ以前の問題なのだが)を怠った自分達は被害者で、全く問題が無い、という態度で振舞った。更には後日、ニュースサイトに宛てて 「セキュリティの世界に 100% は無い」 と言い放った

サイバー・ノーガード戦法

セキュリティ問題の識者として名を知られていた京都大学の研究員 office 氏が ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権教会)の CGI プログラムの脆弱性を利用し、個人情報を不正入手した事について、2004/02/04 に不正アクセス禁止法違反と威力業務妨害の疑いで逮捕され、2005/03/25 に有罪判決が下されるという事件が起こった。

個人情報を杜撰に扱っても、サイトの脆弱性を放置し続けても法的には全く問題がないどころか、その危険性を訴えようとした技術者が逆に逮捕され有罪判決を受けたこの事件は大きな波紋を呼んだ。そしてこのように技術的な脆弱性を放置する企業のセキュリティ意識の低さを揶揄して、サイバー・ノーガード戦法と呼ぶようになった。

このガンホーの例は極端にしても、企業のネットワークセキュリティ認知は、法に守られていることもあってか、まだまだ低いの現実のようだ。

[参考資料] サイバー・ノーガード戦法 (Wikipedia)

個人情報漏洩事件 その3

2002/12/10頃、修正の行われたはずの問い合わせフォームが、何故か古い(問題のあった)バージョンに置き換わっており、再び情報漏洩事件が起きた。ガンホーの初歩的なミスだと思われる。

その後、比較的速やかに対処が行われたが、メンテナンスの項に 「障害が発生したのでメンテナンスを行う」という事実と異なる公知を出した

第二次署名運動 / 公開質問状

2002/12/17、一部ユーザーが提出に向けて活動していた公開質問状に対してガンホーが回答、その内容が公知に記載された。

課金が行われ有料サービスになった後も、β テストと何ら変わらない状況に業を煮やしたユーザがにゅちゃんねるのスレッド上で署名運動の実施を提案、名無しノビ氏が発起人となり、あんり氏が Riri-Soft 上で署名運動を展開した。以前と同じ轍を踏まないために、意見状ではなく、公開質問状という形でガンホーから何らかの回答を引き出そうとした。署名は約 1233 人分が集まった。

あんり氏がガンホーと直接面談する約束を取り付けるところまでは活動は比較的順調だったのだが、しかし、あんり氏やその周囲がガンホーに対して強い敵愾心を抱いていたことで、氏を通じてもたらされる情報が全てバイアスの掛けられたものになってしまった。それにより、「みんなでマスコミへ連絡しないと揉み消される」と提案する人間が出現、マスコミを巻き込ませようと動き出した為にガンホーからの信頼を失墜させ、一度アポイントメントまで取り付けた面談は取り消された。

その後、ガンホーは(公開質問状送付前に)公式上で質問状に対する回答を発表。回答を引き出す、という本来の目的は果たしたのかもしれないが、肝心の質問状がもともと特に中身の無い内容だったので、成功したかというと微妙な結果に終わった。

大手ファンサイトは第一次署名運動の失敗による無力感からなのか、運動の推進人物及びその行動(マルチポスト宣伝) への不信感からなのか、この運動に関してはほぼ黙殺を決め込んでいた。その為、多くのユーザには一部ユーザの暴走としか映らず、加えて同時期にクリスマスパッチが当ったこともあり、ほとんど話題らしい話題にもならず、急速にフェードアウトしていった。

[参考資料] 街角 - no more and remember (ミラー/右フレームのみ)

第一次 冤罪 BAN 事件

2002/12/26、冤罪 BAN の被害者が自サイト上で無罪放免を発表、冤罪 BAN の事実が確定した。

当時、冤罪 BAN が発生しているという話を聞くことは少なくなかった。しかしそれは匿名掲示板の書き込みなどであり、真実であると裏付けるものは何も無かったのだが、この告発により冤罪 BAN の存在が、つまりガンホーの違反者追放処理に欠陥があることが判明したと言える。

被害者のひょい氏は冤罪 BAN を受けたの後、ガンホーにメールや電話を利用して説明を求めたが、「悪用される可能性があるので理由は説明できない」 とはぐらかされたどころか、「(BAN の)理由はあなたが一番知っている」 というユーザーサポートとしては有り得ない、高圧的かつ挑発的な返答しか得られなかった。しかし BAN が冤罪であったことが判明し、その事実を認めると同時に掌を返したように謝罪、処分の解除と粗品を行うことをメールにて伝えた。もっとも粗品が届けられたのは 1 ヶ月も後だったようだ。

冤罪 BAN が発生した理由は、当時多発していたキャラクターチェンジによって第三者に不正なキャラクターを作成されていたというのものだった。全てのユーザーに冤罪 BAN の可能性があるこの事実を、ガンホーは公知上で扱おうとはせず、当然のようにこの冤罪 BAN の事実も公式では伏せられた。しかし当時はクリスマスパッチの熱狂もあり、ほとんど騒ぎにはならなかった。

[参考資料] 例の顛末 (Hyoi's House Leaves) sakucchi追記:(ミラー)

不正なキャラクター

キャラクター作成時に通常クライアントでは送れない特殊なパケットを送ることで、名前が GM の色のキャラクターや、各種ステータス が 0 (本来の下限は 1)のキャラクター、当時の Gravity 社長 キム・ハッキュ氏専用顔グラフィックスのキャラクターなどを作ることができた。

現在でも、名前に改行コードを含むキャラクターの存在が問題視されている。

謎のブロードキャストメッセージ

2003/01/09、GUNDAM-Mk.2 というキャラクターによるゲーム内アナウンスが流れた。

それに対して 3 時間ほど経過してから以下のようなゲーム内アナウンスで作業ミスであることを発表した。

こんにちは、ラグナロクオンライン運営チームです。
本日11:40頃、Irisワールドにおいて GUNDAM-Mk.2 というキャラクター名での
ゲーム内アナウンスが流れてしまいました。 これは、グラビティ社海外支援チームの作業ミスによるものであります。
ユーザーの皆様に混乱を招き、ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。

作業用キャラクターとしてはありえない名前と、対応の遅さから、ワールド内アナウンスのジャックではないか、と噂された。

第二次 冤罪 BAN 事件

2003/01/22、新たな冤罪 BAN が告発された。

しかし RMT という容疑で冤罪が起きる可能性の低さや、サイト主が 2ch のスラングを多用していることで信憑性を疑われ、"釣り"サイトではないかという指摘が相次いだことで、早期に風化していった。現在は「いまだ解決に至らず。」 の一文だけが残されている。掲示板には「管理人」を名乗る人間がこれまで掛かった費用と引き換えにサイトを閉鎖することを要求されたと発言しているが、真相は不明。

[参考資料] 冤罪当時のキャッシュ

AEGIS 流出

2003/01/26頃、RO のサーバープログラムである AEGIS が流出した、という噂が流れた。その後、実際にアーカイブが出回ったことで、事実であることが判明。流出元は台湾であることも分かった。

オンラインゲームでサーバープログラムが流出するという事件は極めて特異なもので、台湾サーバーの管理体制の杜撰さが疑われた。同時に AEGIS の流出によって、従来は知られていなかった多くの事実 (GM 権限やサーバーログの保存についてなど)が解析され明らかになった。後のゼニーデュープ、ブロードキャストハッキング、BOT の改良、エミュレートサーバーなど数々の問題の元凶となったとも言われている。

流出した AEGIS について

流出したのはソースコードではなく、プログラムのバイナリである点に注意。

現在主流のエミュレータサーバーのプログラムはフルスクラッチで作り上げられたクローンであるから合法だ、というのが作者の主張のようだが、しかしクライアントの改造行為や、ライセンスを所持しない MMORPG のサーバーの運営が著しい著作権の侵害行為であることは疑いの余地は無い。利用することが犯罪行為だという認識は持つべきだし、例え法の網の目を掻い潜っていたとしても許されることではない。

ゼニー無限増殖チート騒動 / 第三次 冤罪 BAN 事件

2003/02/05、露店のバグを利用したゼニー Dupe の存在が台湾で発覚、日本でも 2ch でその存在が広められたことによって、悪意をもってこれを行うプレイヤーが続出する大きな事態となった。

この事態に対してガンホーは以下の公知を発表、20 時間程度ロールバックした

不正行為による被害改修の為のロールバックを本日朝7時台までの段階で
行わせていただきました。ところが動作確認の最中に7時の段階ですでに不正入手したゼニーを
アイテム等に変え隠蔽工作を行われていたユーザーが居ることが確認されました。

ゲーム内に流通またはアイテムに変えられたゼニーがゲームバランス的に
無視できない範囲であった為
、さらに過去の情報と照合した結果、昨日2月4日、
19時の状況へのロールバックが必要と判断させていただきました。

この公知のポイントは、これまで無対処主義を貫いてきたガンホーも、大規模なゼニー Dupe がゲームバランス的に無視できないものである、という認識を持ち、ロールバックという実効力のある対処を行ったこと。もっとも当時はただでさえ課金によってユーザーの引退が相次いでいたこともあり、これ以上引退者を増やさない為のポーズである、という可能性も考えられるのだが。

ちなみに RO のメールマガジン、プロンテラスクウェアの当時 (vol1 〜 vol3)の書き出しは、全てポリンがチケット購入を促す内容である。これは、ガンホーサンキュープライス(900円/月) が利益と支出が均衡するギリギリの価格だった為、ここで大量の引退者が出ると経営が傾きかねなかったからだろう。

「Zeny不正取得行為」を行ったユーザーへの措置について

2003/02/28、ガンホーはこの問題に対する措置を以下のように決定するという公知を出した。

1.不正行為を行ったユーザーの永久アカウント停止
2.キャラクターネーム及びギルドネーム、ワールドの公表
3.特に悪質な行為のあったキャラクターに関しては、今回公表(ただし、ギルド名は非公開)

同時に不正行為を行ったとされたプレイヤー 100 名強の名前を公式 HP 上で公表された。しかし有名情報サイトの Rag.D project や、VNI サイトのまいにちあゆみの管理人(やねうらお氏)も自身のサイト上で BAN されたと告白、冤罪を主張し、各地の掲示板でも無罪を主張する人間が続出した。また、発表された調査方法に対して問題点を指摘する声も多く、結局ガンホーとしてはかつてないほど正しい方向性を持った処罰であったにも関わらず、逆にガンホーへの不信感を煽る結果となった。

以前の Shion 事件を受けてか、ギルド名公表に対して慎重になっていた、という点は評価できるが、「不正精錬アイテムは各自で処分してください」という見当外れなお願いを公知として出して失笑を買ったことはまるで反省していないのか、「不正行為をした人は自主的に名乗り出てください」というフォームが設置されていたことも、ガンホーには何をやらせてもダメなのだ、と思わせる一因となった。

「Zeny不正取得行為」を行ったユーザーへの措置について / 続報

2003/05/21、ガンホーは調査方法について落ち度があったことを認め謝罪。冤罪 BAN されたユーザーについて永久アカウントブロックを解除したとの公知を出した。

冤罪 BAN されたキャラクターを公知に載せたことに対する批判が相次いだ為に、ガンホーはサービスポリシーにキャラクター情報の一切を公表しないというという項目を追加、処分されたキャラクター名が発表されるのはこれが最初で最後となった。

結局まいにちあゆみ、Rag.D Project の管理人が冤罪だったのか、それとも実際に不正行為を行っていたのかは謎のままである。特に前者は BAN についての文章が長々と書かれていたが、現在では消去されている。

[参考資料] まいにちあゆみ17歳 (ミラー)
[参考資料] RagnarokOnline : アカウント停止処分から処分解除に至るまで sakucchi追記:(ミラー・当時の告知を補完)

ブロードキャストメッセージハック事件

2003/03/20、ワールド内アナウンスがジャックされ、以下のメッセージが大量に流された。

ALL YOUR RO ARE BELONG TO APEZ
Happy 1 year anniversary to all the Apez crew and members!!!
GRAVITY SUCKS HUGE COCK

ApezRO というハッカー集団の 1 周年を記念した悪質ないたずらであり、内容は Gravity に対する口汚い罵倒。

これに対してガンホーはチャットサーバーをシャットダウン、不正アクセス処理を完了したという公知を出し、比較的早期にサーバーを再オープンした。それ以来、現在に至るまでは、ワールド内アナウンスがジャックされる事件は発生していない。

原因はチャットサーバーの設定に問題があり、インターネット側からの応答に反応していたという稚拙なもので、β2 期からのチャットサーバーの異常もこの問題に起因したものだったようだ。対処が行われて以来、チャットサーバーの状態が良好になった模様。

All your base are belong to us

ALL YOUR RO ARE BELONG TO APEZ とは、1989 年登場した東亜システムの業務用シューティングゲーム ZeroWing の、家庭用ゲーム機移植版のさらに海外移植版のオープニングメッセージをもじったもの。

文法ミスによるおかしな言葉遣いをした日本人を笑い飛ばす意図があるのだと思われる。

[参考資料] All your base are belong to us

ガンホー、インシデント事後対応 ワーストの座に輝く

2002/04/22、現在でもしばしば語り草になる事件だが、ガンホーがライター集団 Prisoner より、インシデント事後対応ワーストと認定され、記事になる。ユーザーは NetSecurity というプロ集団がガンホーの対応の悪さを明確に文書化したことで、叩く口実が出来たと大喜びする。

ちなみにインシデントとはネットワークセキュリティに関する問題のことで、ネットゲーム運営自体とは何の関係も無い

[参考資料] マンスリーレポート 2003/03
[参考資料] 1未満! (歌唄いメセナ) NetSecurity 社の有料メールマガジン購読者からの報告

サウンドトラック発売、その反響

2003/05/14、ガンホーが RO のオリジナルサウンドトラックを発売した。このサウンドトラックの音質がゲームクライアントに付属している mp3 ファイルと同等のものであったという理由で騒動が発生、暴徒化したユーザーはガンホーだけに留まらず、サウンドトラックを発売したデジキューブ側にまで大量の苦情メールを送りつけた。この異常事態に対してデジキューブとしては異例の見解を発表した。

しかしサウンドトラックにはマスター音源による収録とは書いておらず、加えて新規プレイヤー用 10 日間チケットや、ムービー、壁紙が付属するなど、ファンサービスは充実しており、サウンドトラックとしてはともかく、ファンアイテムとしての内容は決して悪くは無かったという印象。

[参考資料] RO サウンドトラックに関するまとめ (yuyu で RO!) sakucchi追記:(ミラー)

マビノギのサウンドトラック発売

ネクソンジャパンは 2005/10/27、同社の運営する MMORPG マビノギのオリジナルサウンドトラックの発売を発表した。そのリリース内でオリジナル音源からマスタリングであることを明記しているのは RO の騒動を意識しているのかもしれない。

[参考資料] 「マビノギ」オリジナルサウンドトラック12月22日発売 (4gamer!)

ラグナロクオンラインオフラインサミット開催

2003/08/23、ガンホー主催で 70 名のユーザーを招いたオフラインサミットが行われた。

内容としては Gravity 側の対応やシステムに問題があるという言い訳じみたものとなっているが、

ただ、出せる情報について出し切れていない部分は、今後改善したいとも述べた。

と述べ、これ以降、以前ならば隠蔽していた情報(重大なバグ、不祥事など)も公知として速やかに公開するようになった。

[参考資料] 「そんなこと言うからガンホーは信頼されないんですよ!」
[参考資料] ラグナロクオンラインオフラインサミット (公式)

パッチサーバー不正アクセス事件

2004/08/16、ガンホーの所有する FTP サーバー、ftp://patch.ragnarokonline.jp/ に対して anonymous(匿名) でアクセス可能な上に、アップロード、ダウンロードに関して全く制限が掛かっていないことが発覚、一部ユーザーが悪意を持って大量の不正なファイルをアップロードした。ガンホーのサーバー管理に対する意識の甘さ、迂闊さが伺える事件。

発覚後、約 8 時間後に対策、2004/08/17 に 「FTP サイトのトラブルについて」、という公知を出した。

[参考資料] FTPサイトのトラブルについて

ラグナロ娘による内部告発?

2004/10/30、ガンホーは「内部告発について」という公知を出し、「発掘!! お宝映像ハプニングアイドル集」という成人向けゴシップ誌に載っていた内部告発とされる記事の内容について否定した

その記事は「某人気オンラインゲームのキャンギャルが告発!」という題名。ゲーム名こそ伏せられていたが、過去にネット上でワースト 1 位を取得したこと、BOT やキャンペーンガール(ラグナロ娘というキャンペーンガールが雇われている)が存在するなど、一致する符合が多いこと、RO のスクリーンショットやラグナロ娘の写真が掲載されていたことから、実質的にはガンホー(RO) を名指しして批判しているものだった。

内容としては普段ユーザーが口にするガンホー罵倒ネタや、匿名掲示板などに出現する「自称元GM」の内容とほぼ同質。要約すると、ガンホーは拝金主義で、経営を怠慢しており、ユーザーに対する姿勢がなっていない、というもの。ただしそういった内容の記事が、信憑性の低い成人向けゴシップ雑誌だとしても、紙媒体上に掲載されたという事実、加えてそれが社内事情を良く知るキャンペーンガールによる告発文書、という形態をとっていたことなどから、一時は大きな騒動となった。

一部では不買運動にまで発展したようが、ユーザー数に目立った変化は見られなかった。

[参考資料] 某人気オンラインゲームのキャンギャルが告発! その後 (Quadrilateral space)

その後の雑誌騒動

この大きな騒動に目をつけたのか、いくらかのゴシップ誌がこぞってガンホー批判の記事を取り上げた。

2004/11/24、「鬼ヤバ Vol.8」 という成人向け雑誌で上記告発に関する検証が掲載された。内容はガンホー叩きサイトの反応と同一。

2004/12/21、「ゲームラボ 1月号」 という雑誌で告発文書を取り扱った記事が掲載された。内容は「WoW をやりなさい」。

2004/03/06、「月刊実話ナックルズ 四月號」 というゴシップ色の強い雑誌に RO の管理とソフトバンクの関係に関する記事が掲載された。内容はガンホーを利用したソフトバンク叩きと、アイテムバンクがガンホーの資金源であるというもの。

しかしユーザー間ではこれらは全く話題にならなかった為か、ガンホー批判を扱う雑誌これ以降見なくなった。一方ガンホーは内部告発に対する対応に関して各所から批判されたことから、ゴシップに過剰反応することをやめたようでこちらも無反応だった。

第一回ガンホーオフラインミーティング開催

2004/11/14、ガンホー主催でユーザーとの対話をメインとしたオフラインミーティングが行われた。開催のタイミングと、スケジュールの性急さから、内部告発事件の火消しという見解を持つユーザーが多かったが、しかしガンホー社員と直に会話するという機会に、応募フォームには倍率5倍となる450名が殺到した。

ユーザーの質問に対してガンホーが答えるという形態をとったが、未だに BOT 問題に対してクリティカルな対策法が存在しないこと、最新のサーバーを使っても現在のラグを解消できないことなど、ガンホーの苦労話を聞かされる会という趣になったことで、ユーザー側としては大きく不満が残ったようだ。

[参考資料] 「第一回ガンホーオフラインミーティング」開催結果ご報告

OWN RAGNAROK による改善運動

2004/12/19、大手 RO 情報サイトである OWN RAGNAROK が先の告発事件、オフラインミーティング、そして自サイト上で行ったアンケートを受けて、ガンホーへユーザーからのメッセージを送る運動を起こした。当初は Gravity 社へも送る予定であったが、Gravity 社は「パートナー会社を通せ」とこれを一蹴、ガンホーのみに送られることとなり、2004/12/27、集まった 119 名からのメッセージを送付した。

2005/01/10 に続報があり、ガンホーから受け取りの確認とメッセージが返信されたようで、これを以って活動は終了したようだ。

[参考資料] ラグナロク天国・オフラインミーティングを終えて (OWN RAGNAROK) sakucchi追記:ソース発見できず。提供をお願いします。

ガンホー、ヘクラレスに上場する

2005/02/03、大阪証券取引所はガンホー・オンライン・エンターテイメントのヘクラレス上場を承認、2005/03/09 に上場した。

株のシステムは無知だが、順調ではあるようだ。

ガンホー顧客情報が改竄される

2005/03/29、ガンホーが管理しているネットワークが不正アクセスを受け、顧客情報が改竄されていることが発覚、重要情報としてこれを公開した。現在のところ顧客情報の流出、不正使用は発覚していないようだが、参照された情報はどの程度の規模だったのか、いつ頃から不正アクセス可能な穴が存在していたのかについては不明。この改竄の事実がガンホーの公式サイトでのみ言及され、各アトラクションのサイトでは公知を行わなかったことから、情報の隠蔽だと批判する声もあった。

しかしガンホーは改竄の確認された 550 件に関して、メールでの謝罪と報告をすると発表。また、顧問弁護士や専門家などのプロを交えた情報セキュリティ委員会なる組織にて事態の徹底調査と、2005/03/31 以降に特別窓口の設置を約束するなど、3 年間の間に情報漏洩に対する事後対応能力を身に付けたということは評価して良いようだ。

[参考資料] 当社ネットワークへの不正アクセスについてのご報告

NHK で BOT が報道される

2005/04/08、NHK の ニュース10 内で RO の BOT 問題が 「ゲームの邪魔者 "謎のロボット"」として報道された。

NHKニュース10の画像

わずか 7 分ほどの報道だったが、その内容は BOT とその問題点の説明に始まり、副作用としての RMT 問題についても言及、ユーザーの活動により国民生活センターからガンホーに対して指導が行われたことや、ガンホーによる BOT 取り締まりのイメージ映像も放送された。これほど掘り下げた内容が全国ネットの地上波で、それもニュースとして報道されたのは極めて異例だと言える。

"謎のロボット" はオンラインゲーム全般に関する問題なのだと銘打たれているが、実際には他の多くのゲームでは外国人プレイヤーが問題とされている。にも関わらず、それには全く言及されていない。恐らくは、株価 2000 万円を目前としたガンホーの特集なのだろう。

ニュース自体に対してはガンホーは無反応だったが、わずか 4 日後で、長らく放置されていた BOT 対策が行われ、BOT がほぼ絶滅した

[参考資料] BOT撲滅運動:国民生活センターに訴えよう (番組内で紹介された。ただし出演者とは同一でないとのこと)
        sakucchi追記:消滅していたため、web.archive.orgより再構築(ミラー・リンクはトップページのみ修正)

ヤラセかイメージ映像か

BOT取り締まりのイメージ映像

番組中で GM が BOT を追い詰めてアカウント停止にするという映像が流れた。明らかにイメージ映像なのだが、断りのテロップの類は無く、ユーザーからはヤラセだ、過剰演出だ、という批判の声があった。

この件について、第二回ガンホーオフラインミーティングの場でユーザーが詰問したところ、ガンホーは NHK に放送前にテープを見せて貰うよう要求したが拒否され、誤解する報道に繋がったのだと釈明した。

ちなみにこの手の断りの無いイメージ映像は、今日では当たり前のように報道されている。NHK も民放も、地上波以外のマスメディアも、決して絶対の信頼の置ける中立な組織ではないことは肝に銘じておくべきで、安直にガンホー批判に繋げるのは感心しない。

第二回ガンホーオフラインミーティング開催

2005/04/17 に第二回となるガンホーオフラインミーティングが開催された。今回の応募は約124名で、倍率は2倍だった。

第一回の反省からか事前に wiki によるユーザーの意見の集約などが試みられた。

[参考資料] 第2回「ガンホーオフラインミーティング」開催結果のご報告
[参考資料] 狩場情報(消滅) ひっそり: オフミーティング アーカイブ オフラインミーティングに当選し、wiki の運営を行った方。

キャラクター消失事件?

2005/06/22 前後、一部ユーザーのキャラクターが消失を訴えるという事件が発生した。

発生状況や被害状況は人によって異なる模様。ただし奇妙な共通点として、消失したプレイヤーのうち多くがパスワードが変更されたと主張していることが挙げられ、何らかの問題が発生した可能性は高い。前後のサーバー不正アクセス、ウイルスとの関連性を指摘する意見もある。

現在のところガンホーは不正アクセスとの関係は無いとしており、アカウントハックの可能性を指摘しているようだ。

[参考資料] ラグナロクオンライン、ID、キャラクターロスト救済@Wiki sakucchi追記:消滅していたため、web.archive.orgより再構築(ミラー)

その後の経過 (2005/08/04)

その後のガンホーとのやり取りには進展が無かったようで、世間からの注目も薄れてしまった感がある。

前後のサーバー不正アクセス、ウイルスとの関連性の指摘する意見があると書いたが、不正アクセスはガンホー発表によれば 06/27 であり、ウイルスが猛威を振るいはじめたのも 06/28 で、6/22 のキャラクターロストと関係があるとは考えにくい。ガンホー側の発表に何らかの隠蔽があると考えれば辻褄はあうが、わざわざ隠蔽するような理由は見当たらない。キャラクターロストの事実を認めず、キャラクター復帰を行おうとしない理由も分からないのだが。

2005/08/02 に Web ヘルプデスクに "[返答あり]身に覚えのないゲームデータ(キャラクター・アイテム等)の変更を確認した" という項目が追加されたようだ。事実上、この問題に対する窓口と見られるが、大きな問題となってから約 1 ヵ月後という遅い対応となった。

多くのユーザーが同時期にキャラクター消失を訴えるのが偶然やアカウントハック被害であるとは考えにくく、何らかのトラブルが発生した可能性は高いと思われる。規約上でキャラクターの消失などの責任は問わないとされているとはいえ、蔑ろにしてしていいわけではない。

ゲームサーバー不正アクセス事件

2005/06/28、ガンホーは RO のゲームサーバーへの不正アクセスを受けていたことを発表した。

不正アクセスを受けたのは前日の 06/27 で、対象となったのは RO のデータベースサーバーだったようだ。このサーバーではゲーム ID やパスワードを管理しており、502 件の改ざんがあったことを認めている。

この事件に対してガンホーは、被害を受けたユーザーにメールでの連絡と、パスワードを強制的に変更した後、登録住所に郵送という対応をとったとのこと。大規模な不正アクセス事件としてはこれで通算 5 度目。

[参考資料] ガンホーのゲームデータベースに不正アクセス (4gamer.net)

RO を狙ったウイルスが登場

2005/06/30、ウイルス対策ソフト大手ベンダーであるシマンテックは、RO ユーザーを狙ったトロイの木馬 Trojan.Kakkeys.B を警告した。これを受けたガンホーは 07/01、公知にてウイルスに対する警戒を促した。

感染経路は不明。このトロイの木馬は感染 PC に潜伏し、デスクトップのスクリーンショットや RO のキャラクター情報を特定の掲示板やファイル共有プログラム Winny を利用して拡散しようとするとのこと。ダメージ、感染力は共に「低」としている。

ネットゲームを狙ったウイルス事件というと、2005/05/15 頃に Lineage ユーザーを狙ったトロイの木馬が、感染 PC を利用して価格ドットコムを攻撃、サービス不能に追い込んだという深刻な事件を引き起こしたことが記憶に新しい。ネットゲームユーザーはその性質上、長時間接続していることが多く、加えてセキュリティに甘いライトユーザーも多いことから、今後も類似した事件が発生する可能性は高い。

[参考資料] Symantec Security Response - Trojan.Kakkeys.B

追記 2005/07/12

猛威を振るうトロイの画像

2005/06/28 頃から、Windows のログイン名、RO の ID、MSN メッセンジャーで使用しているメールアドレス、デスクトップのキャプチャなどをファイル共有ソフト Winny で拡散する、Trojan.Kakkeys.B の亜種だと思われるトロイが猛威を振るっている。

デスクトップキャプチャの他にも、RO がインストールされているディレクトリ以下、ラグナロクの支援ツール「ろ++」「RoAbrPure」などのディレクトリ以下、IRC チャットソフトのディレクトリ以下、IE のお気に入りディレクトリ以下、ファイル共有ソフトの使用履歴、2ch 系掲示板への書き込み内容などを圧縮し、これも共有する。RO のスクリーンショットやチャットログなどが流出する恐れがある

勿論、RO に関連する事柄以外でも重大な個人情報漏洩を引き起こす可能性があり、プレイの有無に関わらず注意が必要。

感染源はファイル共有ソフトで不正に流通されている市販ソフトだと思われ、現在の感染者は 100 人を超えるとも言われている。このトロイによって漏洩された情報を利用すれば、不正アクセスやキャラクター削除などの被害を受ける可能性もある。ID やパスワードの管理はユーザーの自己責任であるため、ガンホー側がこうした被害に対して補償することは無いと思われる。

対策としては、OS、セキュリティソフトの更新や定期的なスキャンを怠らないこと。怪しいファイルを無闇に開かないこと。そして、そもそも不正なファイルがやり取りされているファイル共有ソフトには手を出さないこと。

追記 2005/08/05

その後の亜種の登場などはなく、現在のところはほぼ収束しているようだ。

ソフトバンク系列会社、Gravity を買収

2005/08/30、Gravity 会長、金正律(キム・ジョンリュル)とその家族は、保有していた Gravity の持ち株 54% を、ソフトバンク系列会社 テクノ・グループに売却した。売却額は 400 億円にも上り、これは韓国ベンチャー企業としては過去最大の額。

売却の原因としては、Gravity が RagnarokOnline の1タイトル、それも海外輸出のロイヤリティに大部分を依存する特殊で不安定な運営スタイルだったこと、ネットゲーム市場の変化、近年の大型アップデートの不振、上場以来の株価の混迷などが言われている。

韓国が世界に誇る産業であるネットワークゲームの、それも世界最大規模の展開を行っている RO が、日本のソフトバンク企業に買収されたことは大きく報じられ、驚きと同時に失望も与えているようだ。

また、買収を行ったテクノ・グループは元ガンホー社長である孫泰蔵氏の会社、アジアン・グルーヴの子会社であり、今後の Gravity とガンホーの関わりが注視される。

[参考資料] 韓国グラビティがソフトバンク系列会社に売却 (Gpara.com)
[参考資料] Gravityをソフトバンク系企業が,400億円で事実上の買収 (4gamer.net)

蜜月関係、白紙化、そして

この買収により、一部のユーザーの悲願であった運営母体の変更は、極めて可能性の低いものになった。

ガンホーと Gravity は 2003 年に独占包括永続提携という、「Gravity は今後全ての開発物について、日本国内パブリッシングをガンホーに任せる」という契約を行い、これはメディアで大々的に報道された。しかし翌年にひっそりと白紙化優先契約に格下げされており、これを知ったユーザーが RO や RO2 の運営母体をガンホー以外に変更されることを願い、署名運動も展開していた。しかし今回の買収により、少なくとも RO、及び続編である RO2 の運営母体がソフトバンク系列以外のものに変更される可能性はほぼゼロになったと言える。

[参考資料] GungHoとGravityの独占包括永続提携 (RO.Consortium) sakucchi追記:閉鎖の為web.archive.orgより転載(ミラー)

テクノロジー企業成長率ランキング、1位はガンホーが受賞

2005/10/06、監査法人トーマツは国内 IT 企業成長率ランキング、第3回「デロイトトウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」を発表し、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は 2569% の超高成長率を記録、2位以下を突き放して 1位を受賞した。

[参考資料] テクノロジー企業成長率ランキング 第3回「日本テクノロジー Fast50」発表

ステルスチート騒動

2004/12 頃から、BOT とステルスログインと呼ばれるチートを併用したキャラクター育成が問題視されるようになった。

2005/04 頃に行われた BOT 対策により一時期こそ平穏が取り戻されたものの、改良された BOT プログラムが出回ったことで、BOT の数は瞬く間に元の水準に戻った。追い討ちをかけるようにステルスチートが広く知れ渡るようになり、"窓手 BOT" と呼称されるチーター跋扈の問題が大きくなっていった。しかしガンホーはチートが知れ渡っても BOT が蔓延しても目に見える対処を行わなくなっていた。

2005/10/01、こうした状況に嫌気が差したとするユーザーがステルス移動チートを実現するツールをばら撒いた。このツールはステルスによる移動だけでなく、ルールを無視したスキル使用も行うことが可能で、これら機能がユーザーにとって最後の砦であるギルド攻城戦を脅すという話は、BOT 対策を諦めきったユーザーにとっても大きな事態であった。

騒動を重く見たガンホーは 2005/10/05 に公知を出し対策を宣言、10/07 には修正が行われた。ステルスログインを防ぐ修正と同時に、なぜか公知には記述されていないが、長らく無対応だった蝿パケット送信のチートに関しても対策が成された。

数度のメンテナンス延長やプログラム不都合による緊急メンテナンスなどの不手際こそあったものの、わずか 2日で対策を終えたという事実は本来称えられるべきものである。しかし長らく無視されていたステルスチートと蝿パケットチートが今になって即座に対策されたことから、対策は既に終えていたが出し渋っていた、或いはわざと対策しなかったのだなどの憶測を呼ぶ結果となった。

なお、公知内において初めてステルスログインの存在を認めたが、ステルスチートが古くから存在しゲームバランスに悪影響を与えつづけてきたことは隠蔽されている。2005/10/02 のギルド攻城戦において既にこのツールが悪用され、悪影響を与えたことについても対策は行わないようだ。

この不正行為に伴う処罰者の有無は公開されなかった。

[参考資料] ギルド攻城戦に影響を与える不正行為への対応について (公式公知)

無意味なメンテナンス、残された不都合

しかし修正したその日、ステルスチートに関しては穴が発見し今まで通り BOT を利用したキャラクター育成が可能であることが判明する。さらに 2005/10/09、対応版とされるチートツールが出現(真贋は不明)した。

しかも杜撰なステルスチート対策の副作用として、正規クライアントを使用していても、ロード中の先行入力によりサーバーキャンセルが発生する不都合があることが判明する。これは 「マップと完全に接続するパケットを送信する前に、その他のパケットを送ると強制的にサーバーキャンセル」という修正が行われたのが原因とのこと。

同時に行われた蝿パケット送信チートの修正に関しても同様に、テレポートを連打するとサーバーキャンセルが発生する不都合があることが判明、加えて根本的な対応ではないようで、対応した BOT も既に出現している模様。このチートの存在はβ1(2002年)には既に存在し、表面的な対策ではすぐさま対応されることを何度も経験しているにも関わらず、未だに根本的な対処には取り掛かる気はないようだ。

つまりこのメンテナンスによる対策は、事実上無意味だった。それどころかサーバーキャンセルによる不都合でユーザーが不便を強いられる、本末転倒な結果に終わった。

2005/10/08、ガンホーは公知を出し、修正に伴う不都合の存在こそ認め謝罪したが、テストを正しく行っていれば簡単に見つかるだろう程度の不都合にも関わらず「該当の現象を確認したら報告せよ」 と指示する意図不明な内容となっている。また、やはりチートに対する対策が事実上無意味であったことは伏せられており、今後対策が行われるかどうかは不透明な状態となっている。

[参考資料] 10月7日の緊急メンテナンス以降、発生している現象について (公式公知)

そしてギルド攻城戦の日

サーバーキャンセルの不都合により、サーバー過負荷状態で行われるギルド攻城戦においてゲームが成立しなくなる、との予測をユーザーは訴えていたが、ギルド攻城戦の日まで不都合が修正されることはなく、中止の公知も出ることは無かった。

2005/10/09、ギルド攻城戦は予定通り実施され、予想通りの結果をもたらした。

ギルド攻城戦の時間になるや否や、多発するサーバーキャンセルに連動する形でログインサーバーの負荷が急増、ログイン不能状態となりそれは長く続いた。こうなることは素人目にも明らかだったにも関わらず、ガンホーはギルド攻城戦の実施を強行し、その結果再びユーザーが不利益を被ることとなった。今のところこの件について特に補償などが行われる予定は無い。

また、ログイン障害の公知について、正確な時間ではなかったとの指摘も出ている。

そして定期メンテナンスの日

問題の解消が期待された定期メンテナンスだったが、それは裏切られることとなった。

2005/10/11、ガンホーは公知を出し、不都合について釈明しつつ今後の対策を発表した。

しかし、チートの現存が隠蔽されていることは仕方ないとしても、不都合についてチート対策とは関係ないバグであるかのような、事実と異なる発表を行っている点が腑に落ちない。そもそもチートの穴が見つかったならそれを防ぐのが普通で、サーバーキャンセルが発生するよう仕組んで「抑制」するという事自体おかしな話である。一体何を狙ってこのような対処を行ったのかは不明。

[参考資料] サーバーとの接続が切断される現象と今後の対策について (公式公知)

アップデートの延期、強行再び

2005/10/14、アインブロック(次の大規模パッチ)の実装を遅らせ、この問題への対処を最優先とすることを発表、近日中の解決を約束した。次こそ正常な対処が行われ、不正行為が封じられることが望まれた。

しかし同日、ガンホーは公知を出し、サーバーメンテナンスを行い不都合に対策したと発表した。その内容は、サーバープログラムを 10/07 以前の状態に戻しただけというものだった。恐らくは一時凌ぎだと思われるが、公知からは不都合を修正したかのような印象を受ける。

ステルスに関わるチートも復活したと思われるが、ガンホーはこれをゲーム内の監視を行うことで対応、ギルド攻城戦は予定通り実施すると発表した。しかし「引き続きゲーム内を厳重に監視した上で」 としているが、これまで BOT やステルスログインはその自称「厳重な監視下」 にあったにも関わらず野放しという状態だった。本当に監視が有効に働くのか、疑わしいと考えるユーザーが多いだろう。

次の大規模パッチを延期してまでこの問題を最優先で処理すると発表した舌の根も乾かぬうちに、なぜこのような状況下でギルド攻城戦を強行しようとする公知を出したのだろうか。

[参考資料] アインブロックアップデート延期のお知らせ (公式公知)
[参考資料] 「ギルド攻城戦に影響を与える不正行為」への対策 (公式公知)

アインブロックの実装

2005/10/25、アインブロックが実装された。

同時にステルスチートに関しても対策が行われ、20秒以上以上ステルス状態を維持しようとすると切断されるようになった。しかしそれもわずかな平穏で、高速でログインとログアウトを繰り返すという単純な手法により、ステルスを実現するツールが出現し、現在でも根絶されていない。ロガーを利用すればチート利用者の特定も容易だと思われるのだが、抑止力となる実効的な対策は行われていないようだ。

ステルスと並びユーザーにとって大きな関心である BOT に関しては全く何の対処されなかった。

しかしステルス移動チートによる GvG 崩壊を免れた為か、それとも単に飽きたのか、これまで発生した騒動と同様、この一連のステルスチート騒ぎも既にユーザーの間では過去の話となり、大きな話題では無くなっているようだ。

第三回オフラインミーティング開催

2005/10/15、3回目となるガンホーオフラインミーティングが開催された。

前回までは「午前の部」「午後の部」の2部を実施し同じ話を繰り返していたが、効率の為に今回は1部のみに絞られた。参加できるのはわずか30名となり、限られたイスの奪い合いとなると思われたが、開催地が九州ということもあるのか応募者は61名に留まり、倍率は2倍のまま、参加率も 77% と当初の盛り上がりからすると閑散とした状況となった。

開催結果にもユーザーの期待されるような進展はなかったようだ。

[参考資料] 第3回「ガンホーオフラインミーティング」開催結果のご報告
[参考資料] ガンホーオフラインミーティング3rd Wiki

ラグブログ スクリーンショット騒動

2005/11/12、ガンホーはアメーバブログと共同で、ブログを利用したコミュニティ「ラグブログ」を開設した。

以前から RO を扱うブログや、ブログのコミュニティは多数存在していたが、ガンホーが関わる「公式」なブログコミュニティはこれが初の試み。

そのラグブログが 11/22 から 11/28 まで、トラックバックを用いたスクリーンショットコンテストを実施した。しかし BOT やエミュレートサーバーなどのスクリーンショットをトラックバックする嫌がらせや、ガンホーに対する罵倒コメントを書き散らすスパムなどが多発し、BOT 問題に悩まされる RO の実情を知らしめることとなった。

途中から投稿手段が変わり、悪質なトラックバックが送られることはなくなったが、ノミネートされたエントリーに対する嫌がらせは絶えることはなく、別な意味での RO の実情、すなわちユーザーの質の低下という問題も改めて浮き彫りになった。

ブログって何?

ブログ (Weblog)
厳密な定義は存在しないが、強いて言うなれば CMS(コンテンツマネジメントシステム)を備えた日記型 Web サイトの総称のこと。
エントリー (Entry)
ブログの記事のことをこう呼ぶ。
トラックバック (TrackBack)
他人のエントリーに、自分のエントリーが言及した事を通知する機能のこと。
[参考資料] ラグナロクオンライン・コミュニティブログ ラグブログ
        sakucchi追記:消滅していたため、web.archive.orgより再構築(ラグナロクオンライン・コミュニティブログ ラグブログ 
[参考資料] ラグナロクオンライン、アメーバブログと共同で「ラグブログ」を開始 (RBB Today)

アニバーサリー ゼニー Dupe 事件

2005/12/01頃、アイテム交換 NPC を利用することで、ゼニー Dupe が可能だったことが広く知れ渡った。

11/29 より RO 正式サービス開始から3周年を記念して実施された、アニバーサリーイベントのために設置された NPC を利用したもの。

具体的には、商人のスキルを所持したキャラクタで、ゲフェンでブルージェムストーン 20個を購入し、これをプロンテラに居る NPC にてレッドジェムストーン5個とイエロージェムストーン5個に変換、さらにこれをイズルードに居る NPC でアクアマリン5個に変換し売却するというもの。本来はアクアマリンは売却せずにテレポ Lv2 スクロールに変換するお使いクエストだったのだが、アクアマリンを売却することで多額のゼニーを獲得できることが発覚したため、これを悪用するプレイヤーが続出した。

ガンホーは 12/01 にメンテナンスを行い修正したが、既に Dupe 可能になってからおよそ48時間が経過していた。

この問題の原因は単純なガンホー側の設定ミスであり、想定の甘さに起因しているにも関わらず、公知の中で責任の所在を不正を行ったユーザーのみに求めていること、ゲームバランスに深刻な影響を与えない為ロールバックは行わないと発表したことで物議を醸した。

この仕様の悪用を行ったプレイヤーについて、処罰などが行われたかは不明。

[参考資料] 「商人組合員NPCとのアイテム交換」について
[参考資料] ガンホー,ROにおける先のパッチ内容についてWebで正式公開 (4gamer)

imm32.dll 騒動

2005/12/11、公式で配布されていた RO クライアントにチートツールの構成 dll が混入していることが発覚した。

チートツールとは 「AreTool」 という名で、RO の各種脆弱性を突くなどした不正動作を実現するもので、件の dll 「imm32.dll」 は IME の暴走抑制と多重起動を実現するラッパー dll だった。

このことが知れ渡り約4時間後、ガンホーはクライアントを ftp サーバーから消去したのち、「障害によりクライアントがダウンロードできなくなっており、原因を究明中」という公知を出した。事実の隠蔽かと騒ぎになるが、その僅か1時間後、多重起動可能な dll の混入を認める公知を出し、クライアントの配布を中止した。原因は Gravity 側でのフルクライアント作成時の作業ミスと発表された。

翌日 12/12 に謝罪と共に、dll を削除するパッチをアップデートした。

[参考資料] imm32.dll騒動まとめ  sakucchi追記:消滅していたため、web.archive.orgより再構築(ミラー) 
[参考資料] ついに本気? ガンホー,ROに不正対策ツールを導入 (4gamer) 補足部分の問題提起が興味深い

ラッパー dll

imm32.dll とは 32bit Windows が使用しているシステムフォルダにある dll である。

dll を呼び出す関数は、システムフォルダよりも exe ファイルと同階層のフォルダにある dll を優先的に呼び出す性質がある。これを利用し、exe ファイルの外部 dll 呼び出しの間に割り込み、本来の dll と異なる挙動を実現させる dll がラッパー dll である。

nProtect 実装と不正ツール一掃

2005/12/14、セキュリティソフト 「nProtect」 が実装され、不正ツールがほぼ一掃された。

nProtect とは、韓国 INCA Internet 社が開発したセキュリティソフトで、導入されたのはそのうちゲーム用に特化されたものだと思われる。これは一部の MMORPG では以前より実装されていた。

また、同時にガンホーは Gravity と共同声明を発表、

しかしながら、ユーザーの皆様からご覧になると、一時的な成果はご確認いただけたものの、継続した形では決してご満足のいただける結果を出すことができず、現在まで厳しいご意見、お叱りを頂いております。この件に関しまして、あらためてお詫び申し上げます。

(中略)

本日よりその対策をスタートさせていただきます。
このたび実施する対策で、すべての不正ツールを排除することができるとは言い切れませんが、本対策は両社が不正ツールに対し、対策の実行をとおして真剣に、また強い意志を持って対応をし続けていく姿勢の現われでございます。

これまでの不正ツール対策が不十分であったことを認め謝罪した上で、今後の対策強化の姿勢を訴えた。

この nProtect 実装の効果によって、β 時代から存在した各種自動化ツール (自動芋、BOT など) が絶滅し、それに伴うログイン数の大幅な減少が確認された。改めて RO におけるこれまでの異常な BOT の隆盛が浮き彫りとなった。

[参考資料] 不正ツール利用者に対する取組みについて sakucchi追記:(ミラー)

Ragnarok Online が抱える問題

BOT 問題

RO を取り巻く問題といって真っ先に挙げられるのは、やはり BOT だと思われる。

BOT とは、分かり易く言えばプレイヤーの行動(レベル上げやアイテム集め)を全自動で行ってくれるツール。動作原理から考えるとツールという表現は相応しくない。正しくはクライアントエミュレータとでも言うべきもの。

β1時代 / BOT の発祥

初めて国内で BOT が認知されたのは 2002 年の 4 月頃だった。

バッタ海岸 (プロンテラ平原4) で目撃された BOT の姿がスクリーンショットに収められ、各種アップローダにアップされたことで波紋を呼んだ。しかしこの時点で、この問題がここまで大きく、ここまで長引くことを予測できた人間は、恐らくは居なかっただろう。

初期に発見された BOT は横殴りやルートを考慮せず、単純に敵を倒していくものばかりだったが、時間が経つにつれ、ゼロコストでテレポートを行うもの、エリア移動やワープポータルを無視するもの、パケットの連続送信により珍即剣、高速ルートといった本来有り得ない動作を実現するものなど、多くの亜種が登場した。β1 はもともとダンジョン内での人口密度が高かったこともあり、後期には猛烈に普及には BOT 天国とでも言うべき劣悪な環境が続いたが、運営(当時は Gravity)による実効力のある対処は何も行われなかった。

主な使用者はタイ人であるとされ、BOT とタイ人の単語をイコールで結びつける人も少なくなかった(勿論、当時から日本人でも BOT の使用/開発をしていた人間は確実に居た)。

β2時代 / タイ人から日本人へ

β2 になると、BOT のユーザー層は日本人が多くを占めるようになった。後述する精錬チートを組み合わせた、主に VIT 騎士の BOT がコボルト森で多く見られた。また、主流 BOT であった kore がログインサーバーに通常では有り得ない速度でログイン認証を行うというバグを持っていた為、サーバーに過負荷が掛かり恒常的にダウン、ログインできない状態が当たり前となった。

この頃には既に BOT は日常的な光景になっていた。

台湾の管理会社遊戯新幹線が、当時は BOT 対策に力を入れていたことで、BAN を逃れる為の BOT の高性能化も始まった。GM の接近を認識してログアウトする機能を備えたものや、横殴りや横ルートをしないことで一般ユーザーと共存を試みるような BOT も生まれた。しかし、サーバーへの過負荷、レアアイテムの出やすい狩場に BOT が集中したこともあり、一般ユーザーとの軋轢は深まるばかりだった。

あまりの惨状に、ユーザーは RO の同人イベント RAG-FES2 に於いて、質疑応答で BOT 問題を持ち出したが、調査中、対策中などの言葉ではぐらかされて終わった。

課金後 / 淡い希望

課金されプレイが有料になれば、BOT の使用には「永久アカウント BAN によるプレイ料金の没収」というリスクが課されることになる。だから正式サービス後は BOT は居なくなると、そう考えたユーザーは少なくなかった。しかし正式サービスが開始しても、プログラム面の改善も、ガンホーの違法者対処ポリシーにも変化が無いことが判明したことで、BOT に再び手を出す人間は増えていった。

BOT プログラムとその伝播

パケットの解析はどうやらアルファの時代から行われていたらしく、当初からチートが存在していた。その後どういう経緯で BOT が生み出されたのか、作り出したのは一体どこの国の誰なのか、もはや分からないが、ともあれ BOT の存在は大手チートサイトから当初は海外のユーザーを中心に爆発的に広まった。それは kore と呼ばれた。このプログラムが Perl という習得も容易なインタプリタ型プログラミング言語でかかれていた為、ユーザーの手により様々な機能、動作が盛り込まれ、つまりは成長していった。

初期の kore は単独でログインからゲーム内動作までを行うクライアントエミュータだったが、現在はログイン時に暗号化がある為、主流となっているのは X-kore と ハーフ kore と呼ばれるものになっているようだ。両者ともログイン時にはクライアントを利用する。違いは X-kore はそのままクライアント上で動作するのに対して(そうでない改良種も存在するようだが)、ハーフ kore は起動後クライアントを切り離して単独で動作するという点。かつて一時期だけ全パケットが暗号化されたことがあった。単独動作型のハーフ kore は独自の通信部が暗号化に対応できずに全滅したが、クライアントの通信部を利用している寄生型の X-kore には効果が無かったという話がある。

BOT はネットワーク上で配布、販売しているサイトが存在が簡単に見つけられるほか、大手オークションサイトでも購入することもできる。BOT を扱った 2ch のスレッドや、日本語による解説サイトは数え切れないほど存在する。もはや敷居の低い存在となってしまったようだ。ゲーム中の状況は知らないが、多くのユーザーが BOT が蔓延していると訴えるほどに状況は酷くなっているらしい。そうした状況に失望した人間が、ガンホーに敵愾心を抱いた人間が、恐らくは新たな BOT ユーザーとなり、連鎖していくのだろうと思われる。

台湾の現状? (2004/11)

亀島に氾濫する BOT の図。

2004 末か 2005 の初め頃、台湾の現状とされる上の画像が物議を醸した。

ちなみに画面中のテレポートのエフェクト(空に昇る白い光)全てが BOT だと思われる。

かつては対応の良さ(独自に GM コール業務を行っていたなど)から、ガンホーとの比較もあり、羨まされる対象だった記憶がある台湾 RO も、BOT の高性能化、単純な数の増加に伴い問題を対処できなくなってしまったようだ。

BOT 対策が行われたが・・・ (2005/04 - 2005/08)

2005/04/12 のパッチで BOT 対策が行われた。今のところこのパッチの適用を確認できたのは国内だけであることから、恐らくはガンホーが国内向けに独自に開発した BOT 対策パッチなのだと思われる。

内容としては、一度見送られたパケット暗号化の強化実装で、10 数秒毎にパケットが可変長に変化するというもの。接続数が、特に非ピーク時には目に見えるレベルで落ち込み、BOT による被害の実態が浮き彫りになった。この暗号化に伴い一般ユーザーにも支障が発生しているという話もあるが、久々の BOT 絶滅は多くのユーザーにとって喜ぶべきニュースであった模様。

しかし一時期は壊滅したかと思われた BOT は、暗号の解析などが進み次第に数を増やし、わずか数ヶ月でパッチ以前の水準に戻ってしまった。加えてステルスログインと併用した、遠距離攻撃とワープ逃走を繰り返す俗称 "窓手 BOT" のような悪質な BOT の登場もあり、ユーザー間における BOT への嫌悪感と、ガンホーに対する怒りと失望は益々高まっているようだ。

その一方、2004/12 頃に見られた改善運動に対する気運はすっかりトーンダウンし、最大ログイン数も約 80000 人レベルで保たれている。外部のエミュレーターサーバーの盛り上がりも含めれば、ユーザー数は相変わらず高いレベルで推移していると思われ、この表現は語弊があるかもしれないが、ユーザーの RO への依存率は高く、今更 BOT 程度ではやめない、やめられないユーザーが多いのかもしれない。

ステルス問題

詳しくは ステルスチート の項参照。

他プレイヤーやモンスターは見えない(かつ見られない)が、経験値のみ得られるログイン状態を実現するチートを利用し、BOT で経験値を稼ぎパーティーシステムの経験値分配を利用することで、急速にレベルを上げる不正なパワーレベリングの手法が確立している。

過去 2 度の対策が行われたが、現在まで根絶には至っていない。

きゃらくえ

一HSPファン とされる人物が作り上げたとされる、きゃらくえと呼ばれる cgi プログラムとその亜種の利用者が増えている。

きゃらくえとは character query の略称で、ゲームサーバーから取得できるキャラクタについての各種情報、キャラクタ名、性別、ギルド名、パーティー名、外見に影響する装備(武器、盾、頭装備)など通常クライアントでも可視化されるものから、レベル、アカウントごとに割り振られた ID など本来知ることのできない情報も含めてデータベース化したものである。

本来知ることの出来ない情報についてデータベース化するこのプログラムは本来糾弾されるはずのものだが、これを利用することで急速にレベルを上げた人間(=BOT やステルスチートの容疑者) の洗い出すことが出来るためか、現在では全てのゲームサーバーに対応するきゃらくえが存在するという異常な状態となっている。

これを公式に採用しているオンラインゲームは存在するが、ユーザーが独自に実装した場合に関して言えば、本来のゲーム進行上では得られない情報の収集や、ゲームから得られる情報の著作権は誰にあるのか、二次公開は許されるのかなど問題を孕んだものだと言える。

きゃらくえの類似品

Ultima Online や Ragnarok Online のヨーロッパのパブリッシャでは、これに近いサービスをオフィシャルで提供している。

非オフィシャルで提供している例では、Lineage で「英雄列伝」というページがある。これは「記者」 を自称するプレイヤーを完全に人力でゲーム内のクラン(ギルド)やその構成員、同盟関係や戦争の状況などを調べ上げ公開していたというもの。ゲーム外のツールに頼らないものだったが、「キャラクタの情報は誰のものか」という問題やヒューマンエラーによる誤報などの問題もあった。

同じく Lineage で、今は存在しない jaja no ouchi というサイトがオールチャットで発言したプレイヤーを /who コマンドで調べ、その結果 (名前、所属クラン、称号、アライメント値)をデータベース化するプログラムを作成、データを一般公開したことで物議を醸した。Lineage では戦略的にクランの移動を行う例があり (敵対クランメンバーとのフィールド戦に低レベルの身内を巻き込まないために、戦争用と狩り用でクランを分けるなど)、クランの規模(=戦力)や、クラン移動の履歴が公開されてしまうことは、あまり好まれていなかった。

RMT 問題

RMT(リアルマネートレード)とは、その名前の指すように、現実のお金を用いてゲーム内のデータををやりとりすること。

多くのネットゲームでは規約上で禁止行為とされているが、しかし法律上禁止されているわけではないので取り締まる手段は無く、現在でも堂々と取引が行われているの。たまにニュースで RMT を利用した詐欺事件が取り上げられることがあるが、あくまで問題になるのは詐欺罪であり、RMT 自体の是非が問われた例は無い。

プレイヤーには低年齢層も含まれていることから悪影響を考え廃止すべきだという考えや、ゲームデータのやりとりはあくまでゲーム内で完結させるべきだなどの反発意見は根強く、その矛先が管理会社に向けられているが、現在のところゲーム内で金銭的なやりとりの発言をしなければ、ほぼ完全に黙認という流れであるようだ。

アイテムバンク騒動

ネットワークゲーム市場の拡大に伴い、RMT をビジネスチャンスと見た企業が RMT サイトを立ち上げた。

アイテムバンクは国内最大級のRMTサイトとして、安全で、より迅速なアイテム売買取引を仲介するオンライントレードプレイスです。

この企業の代表者が完山 敏錫氏だったのだが、氏が以前に所属していたテクノブラッド社の現取締役副社長が、ガンホーの元代表取締役だった孫泰蔵氏であったことから、アイテムバンクとガンホーの間になんらかの癒着があるのではないか、という疑惑が生まれたという騒動。

公式で否定されたこと、根拠とされた人間関係も間接的なものであったことから、自然にフェードアウトした。

[参考資料] 株式会社アイテムバンク

RMT が引き起こした事件

RMT によってゲーム内貨幣を現金に換金できるということで、当然金銭目的のプレイヤーも出現した。

効率的なプレイの為にマクロプログラムや BOT に手を出すというプレイヤーだけに留まらず、海外の安い労働力を利用して組織レベルで資金稼ぎをする、という悪質なケースまで存在し、ゲーム内のプレイヤーとの間で軋轢が生まれている。

中にはパスワードを盗むなどして他人のアカウントに不正侵入し、他人のキャラクタやアイテムを現金化、つまりは犯罪に手を染めてまで小遣い稼ぎしようと考える人間まで存在し、それを巡って逮捕者も出ている。

なお、他人のアカウントに不正侵入した場合には、いわゆる不正アクセス禁止法が適用される。現在のところ電子データに関して窃盗罪が適用された例はない。これは「宇治市住民基本台帳データ大量漏洩事件」 の判決文において、電子データは財物に認定されず、詐欺罪が適用されないという見解が生まれたため。まだまだ計算機やネットワーク上の法整備は遅れているという現実が伺える。

[参考資料] 宇治市住民基本台帳データ大量漏洩事件控訴審判決

RMT 広告の現状

ここ数年で RMT 産業は地下から光の当る場所へ出てきたイメージがある。

かつては BBS による個人間取引が主流だったが、最近では大手オークションサイトや RMT 企業が中間に立って行われることが多くなった。RMT 企業が堂々とホームページを持ち宣伝することも多くなり、例えば Google で RMT と検索すれば 多数の RMT サイトがスポンサーとして広告を出していることが分かる。例え規約で禁止を訴えたところで、法律による取締りがない以上、何の効力も持たないのが現状のようだ。

興味深いことに、こうした RMT 企業は通常は海外、特に中国などの発展途上圏のものであることが多い。歪な日本語で書かれており、調べなくともそれと分かるようなサイトも存在する。しかし RO に限っては国内の業者が多いように思われる。

エミュレートサーバー問題

流出したサーバープログラム或いは、自作のクローンを利用して、サービス運営会社の管理するサーバーの動作をエミュレートするサーバーを立てること。フリーサーバー、プライベートサーバー、野鯖、エミュ鯖などとも呼ばれる。

ライセンスを所持せず立てられたエミュレートサーバーは、規約で禁止行為とされているが、国内では完全に黙認されている。

追記 (2005/07 -2005/12)

エミュレートサーバーに対する働きかけが表に見えるレベルでは全く行われていないこと、エミュレートサーバーの立て方について指南するページなどの存在により、多少の PC 知識があれば設置可能なことで、広範囲に浸透しつつあるようだ。特にガンホーの運営に敵愾心を抱いている人の中では、「エミュレートサーバーへの移住こそ善だ」とする過激派も存在している。

しかし法的にエミュレートサーバーを取り締まることが法的に難しいのも事実なようだ。

まず、エミュレートサーバーのプログラム自体は独自のものを使っているということ。流出したサーバーで運営されているのであれば、これは違法行為であることは明らかだが、フルスクラッチで作られたクローンを取り締まることは容易ではない。

そして、ライセンス違反として摘発するには、ガンホーではなく Gravity 側が動かないと難しいと思われること。ガンホー側が動くとした場合、損害賠償請求になると思われるが、ほとんどのエミュレートサーバーは無料で運営しており利益が発生していない為、この場合でも運営差し止めは難しいと考えられている。

だが、例え訴訟リスクが低くとも、常識的に考えればエミュレートサーバーの存在が、そして手を出すことが正しいか正しくないかなどというのは分かるはず。しかし現実を見るとエミュレートサーバーは大きな盛り上がりを見せている。ユーザーの間ではモラルハザードが深刻化しており、この程度のことが分からないほど常識に欠ける人間の比率が多くなっていることが伺える。

WEB ヘルプデスク

RO において発生した問題の解決手段は WEB ヘルプデスクによるサポートに限られている。

しかし当初は返答まで数ヶ月かかるなど、極めてレスポンスが悪く、しかも WEB ヘルプデスクからの返答がこちらの質問と噛み合っていないことがあり、何の役にも立たないと評判だった。

レスポンスの悪さは今日では解消されたが、望む返答を得られないこと、テンプレートのような定型文による返答しか返ってこないなどの点を問題視するユーザーが多いようだ。また、コールセンター(電話)でのゲームの内容についての対応や、ゲーム内での GM サポート(GM コール)を期待する声もあるが、人件費などの問題から現在のところは実現していない。

2005/02/03、ガンホーはテンプレートによる返答をしているのは一部で、ほとんどは担当者が直接文章を作成していると発表した。

作業の手間削減やスタッフ内での文章や見解の統一を図る意味で、テンプレートの存在が悪だとは言えない。問題はヘルプデスクの返答がユーザーの望む返答ではないことに尽きるだろう。また、ヘルプデスクの返答に問題が無かった時にはユーザーは何も言わず、逆に問題があったときにのみ声を上げるため、結果として問題ばかりあるかのようなイメージを抱きやすい点に注意。

無料チケット配布問題

ガンホーはネットカフェ、コンビニ及びイベント等で 1DAY チケット、ガンホープチチケットと呼ばれるプリペイドを販売及び配布している。

それらのチケットは安価で短いスパンのプレイ権を獲得できる為、ログイン率の低いプレイヤーに恩恵のある課金方式として喜ばれている。しかし一方で、BOT など不正プログラムを使うユーザーの温床となっている実態があり、廃止するべきだという抗議の声も上がっている。現在までには全く対応は行われていない。

VECTOR GAMES を利用したアカウント量産

VECTOR GAMES はガンホーとの共同キャンペーンで、ベクターパスポートの会員になることで新規アカウント向け 5DAY チケットを無料で配布している。メールアドレスを量産できるメールアカウントを取得することで、5DAY チケットを無料で量産することができた。

この問題は広く知れ渡ってからも放置されつ続けていたが、2005/11/15 に突然対策を行い、一部のメールアカウントでは使用が不可能になった。またその後チケットの配布を一時中断したが、2005/12/01 より再び再開、有効期限が延びた。

5DAY チケットを使う事で最大 144 時間のプレイが可能で、この時間があれば BOT を用いてキャラクタを育成することが可能、RMT サイトへのゼニー供給源になっていたとされている。この 5DAY チケットのばら撒きとも言える行為に関して、BOT の温床になることから廃止を求めているユーザーは多く、アカウント数を水増しのための行為だとする批判も多い。

ただし RO は MMORPG のなかでは珍しい、無料期間の存在しないゲームであり、無料チケットの配布による体験期間が存在すること自体はそれほどの問題ではない、むしろ無料期間が存在するよりも BOT を抑制する効果があったのではないかとも考えられる。ただし過剰なチケット配布がゲームに悪影響を与えているのは疑いようのない事実であり、ガンホー及び VECTOR GAMES には速やかな対処が望まれる。

[参考資料] チケットプレゼントキャンペーン (VECTOR GAMES) sakucchi追記:消滅していたため、web.archive.orgより再構成(ミラー)

WEB ヘルプデスクのバグ

フォームメールからの情報によれば、WEB ヘルプデスクに脆弱性が存在していたとのこと。

複数 ID を使用することで他人の ID に成りすませるという脆弱性で、投稿者によればセッション時のバグではないかとのこと。また、この件について幾度かガンホーに指摘したが、期待した返答は得られなかったようだ。

2005/10/17 のサポートシステムのメンテナンスにより修正は行われたが、しかしまだ穴がある危険性を否定できないとしている。

[参考資料] サポートシステムメンテナンス終了のお知らせ

RO 公式ページに脆弱性?

NetSecurity 社のセキュリティホール情報によれば、2005/08/03 の時点で RO 公式ページのコントロールパネルに脆弱性が存在、認証制限を回避される危険性があるとのこと。現在のところ対処が行われているのかは不明。

なお、NetSecurity 社はかつてガンホーをインシデント事後対応 1位に選出した企業。2003/03 という古い事件のはずであるが、その記事は 2年以上経った今でも、たびたび NetSecurity アクセスランキングの上位に顔を出している。

また、NetSecurity 社が発刊した『ネットワークセキュリティインシデント年鑑 2004』という書籍では、"第 VIII 章 ハッカー動向" に RO の名が載っている。ただし分析や考察の本ではなく膨大な事件を情報整理した本であり、恐らく望んでいるような記事は載っていないと思われる。また、50,400円という素敵な値段が付いているのでお求めの際にはご注意を。

[参考資料] セキュリティホール情報<2005/08/03> (NetSecurity)
[参考資料] SHOP NS-Research セキュリティ ネットワークセキュリティインシデント年鑑 2004

零スティール問題

2002/01 頃、広く知れ渡ったスキル「スティール」の計算式の問題。

スティールの計算式は 「Drop * ((自DEX - 敵DEX)/2 + SLv*5 +10) / 100 + 0.0001」。つまり、DEX 値が高ければ高くなるほどアイテムを盗める確率が上がるが、レアアイテム(正しくはスティール可能アイテムテーブルの深いインデックスのアイテム)は盗みにくくなるという性質がある。加えて、スティール率の計算式には、最低値保障のためか 0.01% の補正が存在する。

これを利用し、スティール可能な最低の DEX (スティール率の計算式で、補正値を除いた部分が 0 になる数値)の状態にすることで、スティールが成功した際の、盗めるアイテムの種類について、確率を等しくすることができる。これを零スティール(零式スティール) と呼ぶ。

広く知れ渡った直後はこの仕様を悪用するプレイヤーが多数存在し、レアアイテムの暴落を引き起こすなど騒動になった。やがて沈静化したものの、修正されることはなく、現在でも利用者は絶えないようだ。

零スティール自体は単なる計算式のミスであり、仕様の悪用なのだが、それを利用するには、敵のステータスなどゲームデータの参照、計算式の解析など、それ自体がチートと言える行為をしなければならない。そういう意味ではチート行為のひとつであるとも言える。

ただし MMORPG では海外サイトなどを参照して実装前のモンスターのステータスやアイテムドロップテーブルまで調べ上げるという行為が、大手ニュースサイトなどでも平然と行われており、またネットワークを利用したマンパワーの集積により、計算式やそのバグの存在は容易に解析され、瞬く間に広く知れ渡ってしまうことが言える。

開発会社/運営会社は、そうした MMORPG 時代の「常識」に従ってバランシングを行う必要があるのかもしれない。

[参考資料] スティル・スナッチャー計算機 (SoulSteal)

闇リンゴ

零スティールの元凶は 0.01% の補正値であるが、これと原因が良く似たバグが存在する。それが闇リンゴである。

ドロップアイテムテーブルの空欄にはリンゴ (恐らくアイテム ID が 0) が入っている。通常このアイテムは落とす事がないのだが、乱数とドロップ計算式の問題で、いわば「零ドロップ状態」 になることがあり、ドロップアイテムテーブル内全てのアイテムを等確率で落とす。このとき何故か、空欄のドロップテーブルまで選ばれることがあるようで、結果としてリンゴ落とすので、闇リンゴバグと呼ばれる。

β1 から広く知れ渡っていたが、数年間に渡り放置されていた。

韓国ではアインブロックのアップデートでようやく修正された。日本でも修正されたのかは不明。このバグが修正されると、レアアイテムのドロップ率が大きく変動すると言われており、実害がないことから修正が見送られる可能性も高い。

[参考資料] 豆知識 (みすとれ巣)

MMORPG 時代の常識

まだ MORPG 時代、例えば PSO で新しいバージョンが出現したとき、その日のうちにチートを利用した解析が行われ、掲示板で新アイテムの詳細が公開されてしまったとき、ユーザー間で生まれた感情は反発だった。ゲーム内を巡り新しいモンスターやアイテムと出逢うことは、MORPG の時代には 「ゲームの楽しみ」 の一つとして勘定されていた。

しかし、MMORPG 時代になると事情は変わり、プレイ時間のスパンの長さもあり、「いかに効率良くレベル上げ/アイテム集め をするのか」 ということが最重視され、総合情報サイトが重宝されるようになった。RO は数ある MMORPG のなかでもそうした情報サイトの数が多く、cgi や javascript を使用した優れたサイトも多く存在する。反面、ゲームの未知の要素に出逢う楽しみは奪われ、無くなりつつある。

ほとんど問題視されていないが、MMORPG では謎解きのクエストなどを実装しても、すぐさまニュースサイトなどが答えを「ネタバレ」 してしまうという問題がある。開発会社はそうした状況には諦観の姿勢を見せているようで、必然的に実装されるクエストも、地道なアイテム集めや、時間ばかり掛かるお使い作業に偏りを見せている印象がある。

そうしたクエストに対して 「またアイテム集めかよ」「またお使いかよ」 という声を良く聞くが、そうした状況を作り上げているのはニュースサイトや情報サイトを支持し、効率を重要視しているユーザー自身なのだ、ということは忘れてはならない。

過去に存在した問題

現在では既に何の役にも立たない情報ですが、黒歴史を知る意味でどうぞ。

ログインサーバー不調

β2 期から課金後初期に掛けてはログインサーバーには恒常的に負荷が掛かっており、何度ログインを試みても切断され、お金を払っているのにゲームができない、ログイン画面を眺めて無駄な時間を過ごす、ということが日常だった。その原因は BOT プログラムがバグでログインサーバーに DoS 攻撃を仕掛けていたからだとされている。

また、β1 期からサーバーダウンは頻発しており、ログインサーバーが落ちることも珍しくなかった。支援ツールのひとつ「ろ。」 がログインサーバーを飛ばしてログインする機能を付けたことで、当時の GM Hyack 氏が公知で窘めたこともあった。

現在ではログインサーバーが増設され、こういった問題も起こらなくなっていると思われる。

キャラチェンジ被害

前述したログインサーバー不調によって起こった現象。

ログインサーバーに過負荷が掛かっている時に、稀に他人のアカウントのキャラセレクト画面がへ繋がる、というもの。頻度こそ少なかったものの、β1 時代から存在したバグ。β2に入り、ログインサーバーの過負荷が日常的となってからはこれに伴う二次的な被害が急増した。具体的には、無駄なキャラクターを生成される、という実害の無いものから、そのままログインされ、アイテム、zeny、装備、果てには倉庫のアイテムまでもがばら撒かれたり、取る予定の無いスキルやパラメータに勝手にポイントを割り振られるというものまで。

ガンホーは課金時に、βテスト中の出来事である、として、キャラチェンジ被害に対する対応をしないことを正式に発表した。

キャラ上書き問題

ログイン或いはキャラクター情報を保持しているサーバーに過負荷が発生しているときに、稀に通信に失敗し、本来キャラクターが存在するはずなのに、空欄のキャラクター情報が表示される、という状態が起こった。

この時、新しいキャラクターを作ってしまうと、元のデータが上書きされて該当するスロットのキャラクターが消失する、ということがあった。

スキルロスト

前述したログインサーバー不調によって起こった現象。

憶測で話をするならば、かつてパケット送信によって本来覚えられないスキルを覚えるというチートが存在した。このチートに対処する為に、「自分のクラスのものではないスキルを覚えていた場合、それをすべて削除する」という処理が追加されたのだと思われる。この為、DB サーバーの過負荷により、自分のクラスのものではないスキル情報を取得した場合に、「自分のクラスでは覚えられないスキル」が削除されたもので上書きされてまう、というのがスキルロスト現象の真相なのだと思われる。

β2 テスト間は対応を行わなかったが、課金以後はスキルロストに対する救済処置が生まれたようだ。

[参考資料] 運営チームの見解 スキル関連のトラブル救済
        sakucchi追記:消滅していたので、web.archive.orgへリンク(運営チームの見解 スキル関連のトラブル救済)

ゲームサーバー不調

β1、β2のゲームサーバー不調はもはや語る必要も無いほど有名だろうが、とにかく劣悪なものだった。

2002 のゴールデンウィーク頃を境に、国内のプレイヤーだけでなく、海外のプレイヤー(その中には BOT を利用する者も) が爆発的に増えたこと、β2 に入りマップやデータの拡張で、処理が増加したなったことなどが原因だと思われる。特に β2 初期には30分に1度、30秒程度完全に画面が停止するという現象が頻繁に起きていた。

その後もプレイヤー人口は増えつづけ、しかしワールドの増加などの対処が行われなかったことで、もはやラグがあるのが正常という状態になり、ゲームサーバー以外(後述するチャットサーバーなど) にも被害が広まっていった。

スピードヒャック

大量のプレイヤーが同時に落ちる現象

β1中期ごろ良く見られた現象。

ゲームサーバーの過負荷のためか、突然大量のプレイヤーが同時に弾き出される現象が頻発していた。この時「スピードハックを使用します」 というおかしげなメッセージが出ることと、β初期の GM Hyack 氏の名前を掛けて、この現象を 「スピードヒャック」 と呼んだ。

NPC サーバー不調

β1 から β2 にかけて、NPC サーバーが処理に耐えられなくなりサーバーダウン、NPC サーバーが管理する機能 (モンスターや商店などのノンプレイヤーキャラクター管理、マップ間のゲート処理)が完全に機能しなくなる、という問題が頻発していた。

特に初心者修練場でのゼニーチートが広がった β1 後期は、イズルードの NPC が落ちていることが日常的になっていた。マップ間のゲートが消失する為、当時はアイテム「蝶の羽」の効果が封じられていたこともあり、内部に閉じ込められたキャラクターは脱出不可能になった。当時イズルードは 100z 転送により最も活気があった街だったため、被害は甚大だった。

しかし唯一、アコライトのスキル「ワープポータル」による脱出だけは可能であったことから、善意のユーザーがワープポータルを使えるアコライト(ポタコと呼ばれていた)をイズルードに待機させておき、NPC サーバーがダウンすると駆けつけ、閉じ込められたユーザーを無償でポータルを開き救出するという光景が良く見られた。

どうでもいい知識・ポタコ

β1時代、ワープポータルを使いこなせるアコライトというのは希少だった。理由はその取得条件の厳しさにある。

当時経験値を分配するシステムにバグがあり、パーティーシステムは連絡にしか使われておらず、アコライトであってもソロプレイが基本であった。その為、アコライトに必要とされるステータスは STR と VIT であり、ディバインプロテクションとデーモンベインを 10 にして、シグナムクルシスやブレッシングなどの補助魔法を使いながらフェイヨンダンジョンのアンデッドと戦うのが定石だった。

しかしワープポータルを使う為には、前提としてルアフ Lv7 とテレポート Lv8 が必要だった。それでようやくワープポータルを覚えることが出来るようになるのだが、当時 Lv7 までのワープポータルには、使うとサーバーから弾かれるという致命的なバグがあった為、Lv8 までスキルレベルを上げないと使えなかった。(余談だがワープポータル Lv10 にもバグがあり、使うと x,0 座標に飛ばしてしまうことがある為、ポタコはポータルを Lv9 で止めなければならなかった。x,0 座標が周囲に何も無い真っ黒な空間であったことから、この座標へのポータルを闇ポタと呼んだ)

ポータルを覚える為だけでそれだけのスキルポイントを必要とすること、加えてそれがアコライトに必要な戦闘を補助するスキルでないこと、ポータルを連続的に使用する為にはある程度の INT も要求されたことから、弱い敵を相手に延々とレベル上げをする必要があった。

ポタコという単語には、そうした苦労を経てポータル屋をやっているプレイヤーに対する尊敬と感謝の念がこめられていた。

どうでもいい知識・隔離部屋

闇ポタの意味はその後拡大解釈され、「悪意を持ったポータル」は全て闇ポタと呼称されるようになった。

人気のスポットは「隔離部屋」と呼ばれる場所だった。β1 時代にゲフェンやプロンテラの室内で蝿の羽を使う事でのみ、偶然で行く事ができる出口の無い部屋があり、外国人プレイヤーを隔離する場所として用いられていた。

また、β2 でプロンテラの教会はデザインが一新されたのだが、β1 の教会もマップ上に存在したままになっていた。この場所はしばしばイベント会場などに用いられていたことから、メモしていたプレイヤーが多かったこと、この過去の教会には出口となるゲートが存在しなかった事から、BOT などを隔離する場所として利用されていた記憶がある。

どうでもいい知識・(株)空間転送

β1 には (株)空間転送という NPC が居て、街から街への転移サービスを提供していた。

料金はやや高めで利用者はそれほど居なかったが、β1 初期に実装されたイズルードのみ、オープン記念として全国一律 100z で転送ができた。当然の如く β2 まで 100z のまま放置されていたため、β1 時代のイズルードは冒険の拠点として常に賑わっていた街だった。ちなみに当時のワープポータルはダンジョン深層もメモすることができたので、ポタ屋の仕事は専らダンジョンへのポータルを開く事だった。

β2 で (株)空間転送 の NPC は削除されたが、これにより街と街を繋ぐポタ屋の文化が生まれた。

しかし 2003/03/27 のパッチでカプラ職員に空間転送サービスが実装されたことで、メモできるマップに制限の加わったワープポータルの価値は激減し、ポタ屋産業は衰退していった。

ちなみに (株)空間転送 はイベント時に限定的に復活することがある。2003/06/27 からのマイグレーションカーニバルではカプラ職員に仕事を奪われた復讐をする為に、(有)闇転送として復活、街に転送してもらおうとすると 「遠すぎる・・・」「歩いていけ!」などと言って転送してもらえない上に、「ランダム」 を選ぶと高レベルダンジョン深層に送り込まれた。

2005/03/29、12/25 の新サーバーのオープン時では、キャラクター育成支援の一環として (株)空間転送 が復活、200z (Urer のオープニング時は β 時代を意識してかイズルードのみ 100z) で転送サービスを行っていた。

チャットサーバー不調

β2 中期以降、ワールドの人口過多などの原因により、チャットサーバーと呼ばれるサーバーが処理に耐えられずにダウン、チャットサーバーの管理する機能(ギルド機能、パーティ機能、パーティチャット、ギルドチャット) が完全に機能しなくなる状態が続いた。

β1 時代から稀にパーティーが機能しないことはあったが、β2 中期頃からピークタイムに動作不良が多く見られるようになり、後期にはパーティが作動しない事が当たり前という状態になった。その後、課金直前のチャットサーバー増強により、一時的に良好な状態に傾いたかと思われたが、クリスマスパッチによる過負荷により再びこの問題が発生し、中でも Iris サーバーでは 1 週間以上もチャットサーバーが停止することすらあった。

ワールド増加による負荷分散が進んだことや、ブロードキャストメッセージがハックされた際に、チャットサーバーがインターネット側からの接続要求を受け付けていたことが発覚、対応が行われたためか、現在では不調が発生することはほぼ無いとされる。

DB サーバー接続不良

Chaos ショックの原因となった、マップサーバーが抱える不都合。

原因は不明だが、突然マップサーバーと DB サーバーとの接続が途切れ、セーブ機能が正常に働かなくなる、という問題。常識的にはありえない不都合。意図的でなくともデータの不整合を発生させられる状態になった Chaos ショックは大きな波紋を呼び、署名運動まで巻き起こした。その後も稀に似た事態を引き起こす事があったが、現在ではほぼ聞かれなくなった。

外国人問題

日本サーバーに接続している外国人と、日本人との対立問題。

β1 時代は、まだタイや台湾にサーバーが無かった為にアジア諸国からユーザーが殺到した。ただでさえ人口過密であったところに、更にユーザーが増えたこと、海外から繋いでくるユーザーの多くが横殴り、横ルートを積極的に行ってきたり、「heal plz」を連呼したりした為に、日本人との軋轢が深まっていき、外国人というだけで排除するという風潮まで生まれた。

海外から接続するプレイヤーが課金開始により居なくなった事、アジア各国でサービスが提供されたことで、自然解消した。

GM からユーザーへのアイテム譲渡

β初期の GM Hyack 氏が 「うさぎのヘアバンド」 をユーザーに譲渡した出来事。

あるファンサイトの管理人が日記上で、"ラグナロクを日本に広めた功績" として Hyack 氏からアイテムを受け取った事を公表した。それを見たユーザーは「GM との癒着だ」 としてこれを非難、大きな騒ぎとなった。騒ぎが悪い方向へ大きくなったことから、Hyack 氏は譲渡したアイテムを回収し、「今後 GM が正体を明かしてプレイヤーと接触したり、アイテムを譲渡することは無い」という公知を出して沈静化を計った。

[参考資料] β時代の公知 (例の Present 事件についてが該当する公知) sakucchi追記:閉鎖の為web.archive.orgより転載(ミラー)

管理会社の消極的隠蔽主義

課金以前のガンホーは、ゲーム内経済に致命的損害を与えるような重大なバグ、自社の不祥事に対して、公知として公開することに対して消極的だった。バグやチートがユーザー間で公になっても、公知として発表することは避けつづけ、たまに公知することがあっても、不都合情報をメンテナンスとして扱ったり、外部からの不正アクセスをプログラムの不都合のように扱ったりと、情報の隠蔽工作が目立った。

この傾向は課金以後に変化、オフラインサミットで出来る限りの情報の開示をユーザーと約束し、以後はそれを守るかのように、不都合情報などをきちんと公式に出すようになった。

存在したチート/バグ

全てを網羅するのは無理なので主に経済バランスに影響を与えたものと、管理会社の対応が興味深いものに限って掲載しています。

珍速剣チート

何らかの手法で ASPD を無視した攻撃速度を実現するチート。

チートを利用した高速攻撃の蔑称として提唱され、一時期は定着したが、β2 以降はほとんど使われなくなった。

第一期・装備制限解除による珍速剣

装備制限解除チートの項を参照。初期の珍速剣というとこちらを指す。

第二期・キャンセル珍速剣

β1 では攻撃モーションを方向転換でキャンセルすることで、連続攻撃を出すことが出来た。当時はテクニックのひとつとされており、2 連バッシュなどが有名。廃プレイヤーの中には通常攻撃をもキャンセルして高速攻撃していた人も居たそうだ。

しかし β1 後期の BOT で標準搭載、プログラムでこの挙動を再現している為、人間とは比べ物にならない連続攻撃を実現していており、問題視されたこともあってか、β2 では塞がれたと思われる。

装備制限解除チート

ツールを用いることで本来の装備可能箇所の制限を解除させるもの。

これによりハットを武器として装備することで高速攻撃を実現したり、パラメータ上昇系の装備(アークワンドなど)を体中に装備することで基本性能を超えたパラメータを実現するなどのチートが広く知れ渡った。発覚後数日で使用不可能になるパッチが当てられたが、副作用として暫くの間、蝿の羽、蝶の翼、イグドラシルの葉のアイテムがなぜか使えなくなった。

このチートの存在は公知に出ることも無く、またチートツール使用者には何の処罰も行われなかった。

死に戻り

β1 時代にはなぜか蝶の翼と環頭太刀を NPC から購入することができなかった。武器屋や道具屋で販売はしているのだが、購入しても買ったことにならないというバグが放置されたままになっており、加えて蝿の羽や蝶の翼はもともと使用可能・不可能になることを繰り返していたことから、ダンジョンからの帰還にはもっぱら「死に戻り」 が利用されていた。

β2 で死亡時の経験値ロストが実装されたことから、死に戻りの文化は廃れていった。

露店によるゼニー無限増殖チート

第一期・β1

β1 時代に露店開設時、zeny の値をマイナスに設定する(既にソースが記憶に無いのでこの情報の信憑性は不明)ことで資金が無限増殖できたというもの。外部ツールを利用したチートなのか、単なるクライアントのバグなのかはもはや不明。俗に言われるロードオブナイトメア事件を引き起こした。

Gravity は所持金の上位者のアカウントを差し止め、アイテムやゼニーを回収することによって対処した。

第二期・課金後

ログアウト、もしくはマップサーバー移動時にタイミング良くアイテムを購入すると、買い手側のゼニーに変動が無いにも関わらず、売り手側のゼニーが増殖するというもの。課金後まもなくに発覚、大きな騒ぎとなった。

ガンホーはこれをロールバックによって対処した。

倉庫 Dupe

ゲームデータのセーブは常時行われているわけではなく、マップ移動やログアウトなど特定のタイミングのみに行われている。

A が B にあるアイテムを渡した後、B が別なサーバーへ移動するなりしてデータセーブを行う。その後 A の居るサーバーがダウンし、B と取引する前までに巻き戻りが発生したとする。すると A と B が同じアイテムを持っていることとなる。

これが Dupe であり、このうち倉庫を利用して実現するのが倉庫 Dupe であると思われる。

ゲームデータのセーブが同期を取れなかった時に発生するデータの矛盾を利用したアイテム増殖であるから、アイテムが増えるだけでなく、減る場合も存在する。もっとも本来であれば、アイテムに ID が付与された(と発表された) β2 以降には Dupe は行っても無意味なはずなのだが、管理の怠慢なのか別な理由なのか、Dupe は放置され、複製されたアイテムが回収されることもなかったようだ。

ちなみに正常にサーバーが終了すればセーブが行われるので、この問題は発生しない。しかし β 期などはチャットサーバーが恒常的にダウンしていた為、サーバーが GM のコマンドを受け付けず、巻き戻り現象が多発していた。また、メールフォームからの情報によれば、当時はこのチャットサーバーに DDoS 攻撃を仕掛けることで、倉庫 Dupe を意図的に発生させる手法も存在したらしい。

[参考資料] ありすの日記帳 - BOTニュース

多重殺し / 多重沸き

敵発生ルーチンの欠陥によって発生したバグ。現在では修正済みだと思われる。

多重殺し

β2 時代、威力ある多段ヒットのスキルを使用した時、一匹のモンスターを2度殺し、倍の経験値を得られるというバグがあった。

このバグの発生条件である、「狭い範囲でモンスターが沸く」、「威力のある多段ヒットスキルの筆頭であるウォーターボールが利用可能である」、が揃っていた沈没船では故意ではなくても、多重殺しを実現してしまう状況だった。一時期、プリーストとウィザードの 2 人組がウィスパー部屋で延々とレベルをする、という光景が見られ、バグ利用者として一部ユーザーとの間で軋轢が生まれた。

2002/09/27 のパッチで修正された。

多重沸き

多重殺しバグを修正しようとした結果なのか、時間沸きのボスなどが大量に沸くなどの多重沸きバグが発生した。また、この新たなバグにより、フェイヨン周辺では大量のモンスターを生み出した挙句 NPC がダウンしてしまい、敵が出現しない状態に陥った。

現在では修正されている。

アコビレタバグ

β2初期に存在した初心者修練場のバグ。

職業適性でアコライトが選ばれた際、NPC からビレタを獲得後、本来はプロンテラに飛ばされるはずがバグで機能しなかったというもの。そこで再び NPC と会話すると、何度でもビレタを獲得する事が出来た。あとはパケットチートなどで外部に脱出し、NPC のバグで得た大量のビレタ(1つ 4500z)を売却すれば、1 回で 1M 以上のお金を稼ぐことができた。

暫く後にバグが修正され、ついでに獲得できるアイテムがクラブに修正された。

内部で大量のビレタを抱えながら脱出しなかったプレイヤーも居た事から、内部に居たノービスに対してアイテムリセットなどの対処が行われると思われたが、実際は何の対処もされず、捨てキャラを大量に作り、膨大なビレタを確保していたキャラクターが外部に出たことで、経済バランスにダメージを与えたとされる。

この件に関してガンホー側は何の公知も出さなければ、一切の処罰を行っていない。

パケットチート

外部ソフトウェアを用いることで、不正なパケットを送信し、本来ありえない挙動を実現するチート手法のこと。

スキルハック

本来覚えられないスキルを覚える、というもの。β1 時代には初心者修練場で露店を開くノービスも居た。

2002/09/27 のパッチで封じられたと思われる。

蝿パケット送信

蝿、蝶のアイテムを消費せずにテレポートをする、というもの。BOT が標準装備していることが多い。

2002/09/27 のパッチで封じられたかと思われたが、パケットが解析されたのが、BOT を中心に現在でも使われている模様

ゼニーチート

初心者修練場には zeny を特定額割り振ってくれる NPC が存在するのだが、この NPC に特定のパケットを送信する事で何度も zeny を取得することができた。これを利用した資金無限増殖チートを指す。β1 時代から存在し、後期には公にその存在が広まっていた。

ゼニーチート用の BOT を用意して、大量のパケット送信を行うチーターも居た為、同じサーバーに属しているイズルードではモンスターやゲートが消失して閉じ込められる、ということが日常的だった。

公に広まってからも数ヶ月の間、対策されるどころか公知が出ることも無かったが、2002/9/27 のパッチによってようやく封じられた。

精錬チート

精錬チートの項目を参照。

アブラチート

アブラチートの項目を参照

耳打ちを利用したキック

2005/12 頃、追加されたばかりの新サーバー Urdr にて、耳打ちを使用すると画面上部にメッセージが表示されるバグがあり、1〜2 バイトのパケットを送ることで相手をキック (強制ログアウト) させることができることが発覚した。

2005/12/06 のパッチで修正された。

精錬チート

パケットチートのひとつ。課金以後に発覚した精錬 NPC のバグについてもこの項内に記述する。

第一期

2002/09 頃、不正なパケットを送信することで、精錬に必要なアイテムを消費するプロセスを飛ばして装備を精錬する手法が発覚した。

2ch などで騒がれたことで表沙汰となり、絶望的に広まっていった。やがて一般の露店で安価でチート装備を買える環境が普通になり、前述したゼニーチートの影響もあり、β2 開始からわずか半月ほどでゲーム内の経済は壊滅状態に陥った。

自力で作成した精錬装備の価値もチート装備と同等になり、また古くて青い箱、ソルジャースキルトン、ウィスパーカードなどの一部の異様に高騰したことで、ゼニーチートに手を染めるか、或いはゼニーチーターと取引をしてチートゼニーを得た人間でないと、ほぼアイテムのゲーム内マネーによる取引は出来ない、という状態にまで発展した。

ガンホーは当初この問題について黙殺し、公知を出すなどしなかったが、2004/09/27 のサーバーアップデートにより封じられた。

ラグナロクオンライン運営チームです。
本日のサーバアップデートの内容について、連絡させて頂きます。

精錬、及び一部MAPでのZeny増殖などのチートへの対応、プログラム修正
・サイトと併用して使用すると範囲が広がるスキルの修正(メテオストーム等)
・ユピテルサンダーの吹き飛ばし距離を最大6セルに修正
・ステータスを100まであげることのできたバグの修正
・ブランディッシュスピアの効果範囲の修正
・クァグマイアーがかかったモンスターのAGI、DEXに変化があるように修正
・武器研究の攻撃力上昇数値がクリティカルに適用されていなかったバグの修正
・露天に商品を10個以上並べた場合接続が切られた現象を修正
・サイトやルアフを使いながらハエの羽やワープポータルを使った時に接続が切られるバグを修正
・レベルアップ時、及び精錬時のエフェクトが他のプレイヤーにも見えるようになりました
・アドレナリンラッシュスキルの影響を他のマップにいるパーティプレイヤーも受けていたバグを修正
・その他、各種修正等

これらの修正は近日中にLoki、及びIrisサーバーにも適用される予定です。
何卒ご理解とご協力の程よろしくお願い致します。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(株)
ラグナロクオンライン運営チーム

しかし大量に出回ったチートアイテム、チートゼニーに対する対処は一切無く、一部アイテムは異常なインフレを起こしたまま、大量のチートマネーは出回ったままという状態でβテストは続けられた。

第二期

対策の直後、ブラコンとトレードを利用して、武器と防具、そしてアクセサリまでもを安価に精錬する新たな手法が知れ渡った。

Chaos ショック後、Chaos 署名運動を立ち上げ注目を浴びていたサクライのアレの掲示板に、このチート手法を解説した黒衣の騎士団というチートサイトのアドレスが書かれたことで一気に広まり、一時期のアルベルタでは部屋中に精錬チートを行うプレイヤー溢れ返っていたり、精錬代行というチャットが堂々と立っているまでに至った。

これに関連し、本来精錬できないはずのアクセサリを精錬することで DEF を想定されていない値まで上昇させ、全ての攻撃を Miss にする、というチート手法が登場した。詳しくは All Miss チートの項を参照。

ガンホーはこの問題に対してほぼ無対処を貫き通したどころか、テストレポートの項目で 「不正な精錬アイテムは各自で処理して下さい」 という見当外れの「おねがい」を出すなど、問題の重大さを全く理解していなかったと思われる。

β期に大量に生成されたチートアイテム、ゼニーは、課金時にアイテムリセットを行うことで清算されたとされる。

[参考資料] 黒衣の騎士団 閉鎖直前のミラー

第三期

2003/01 頃、精錬 NPC のバグを利用して安価に装備を精錬する手法が知れ渡った。

メールフォームによる投稿によれば、精錬 NPC との会話を進め、精錬のエフェクトが出る直前で他の装備に持ち替えると、持ち替え前の武器による判定で持ち替え後の装備を強化できたバグがあったとのこと。つまり精錬安全圏の Lv1 武器を持ち、高レベル武器に持ち変えることで、安価かつ確実な高レベル武器の精錬が可能だった。

(精錬安全圏とは確実に強化を行える範囲のこと。Lv1 武器の場合は +1〜+7。また、RO は武器にレベルが存在し、高レベルの武器になるほど精錬安全圏が狭まり、精錬に必要なアイテムの質とゼニーが増える)

2003/01/06、ガンホーは公知を出し、精錬 NPC に不都合があったとして撤去した。巻き戻しなどは行われなかった。

2003/01/27、公知にてこのバグを悪用したプレイヤー 77名を処分したと発表した。77名の内訳は Chaos 9名、Loki 13名、Iris 10名、Fenrir 2名、Sara 13名、Lydia 14名、Baldur 16名とのこと。この数が全てのバグ利用者の数なのか、特に悪質だったユーザーについてのみなのかは不明。実態と数が伴っていないとの批判の声も存在した。

[参考資料] ラグナロクオンライン、精錬バグの不正利用で77人を処分 (RBB TODAY) 「管理者様がみてる」

第四期

2003/05/27、コモドパッチ(EPISODE 2)適用に伴って精錬 NPC にバグが発生した。

メールフォームによる投稿によれば、Lv3 以上の武器について精錬に必要なオリデオゴンを消費せずに、かつ 100% の確率で精錬が成功するというもの。変更要素の多い大規模パッチとはいえ、ガンホーのテスト体制の甘さが露呈する結果となった。

翌日 05/28、ガンホーは公知を出し不都合があったことを認め、再び NPC を撤去した。巻き戻しなどは行われなかった。

06/02 に修正を行い精錬 NPC を復旧させ、同時にバグを利用したプレイヤーについて処分を行ったと発表した。数は公表されていない。

[参考資料] 緊急メンテナンス終了及び精錬NPC一時撤去のお知らせ (公式公知)
[参考資料] 精錬NPC復旧のお知らせ (公式公知)

All Miss チート

DEF (防御力)値には2種類あり、キャラクターの VIT による決定する DEF と防具の DEF 値がある。このうち後者は乗算 DEF と呼ばれ、これが 2 ならば 2% ダメージが減少するということを表す。

第二期精錬チートではアクセサリも精錬することが出来たために、乗算 DEF 値が想定されていない 100 を超えてしまった。この為、100% ダメージを減少させる、つまりは全く攻撃を受け付けないキャラクターが多数存在するようになった。この乗算 DEF100 による無敵状態では、ダメージが 0 ではなく Miss になる為、これを All Miss チートと呼んだ。

これ以降、主に打たれ弱いマジシャン、ウィザードのキャラクターが大量にモンスターを集めて、範囲魔法で経験値を稼ぐ姿が一般的に見られるようになる。また、海底神殿、ゲフェニアD3F では愉快犯による、無敵キャラクターを利用したトレイン MPK が日常的で、大量に掻き集められたモンスターによって多くの PT が全滅させられるといった被害が日常茶飯事だった。

このチートに対するガンホーの対応は消極的で、結局 β2 終了時にアイテムをリセットされるまでチーターは居なくならなかった。

古木の枝バグ

2003/01 頃に、ランダムでモンスターを呼び出すアイテム、古木の枝を利用したバグが広く知れ渡った。

ハンターの攻撃系トラップスキルの上に古木の枝でモンスターを召還し、致死のダメージを与えると、設置したトラップの数だけ倒したと判定されるバグ。古木の枝では本来時間沸きのボスクラスのモンスターも召還される為、このバグを悪用することでレアリティの高いアイテムを量産することが可能で、経済バランスに悪影響を与えたとされる。

2003/02/04 のパッチで修正。

同時に GM のグラフィックが実装されたことのインパクトが強すぎた為に、ひっそりとフェードアウトした。

無敵バグ

2003/03/18 頃発覚。

戦闘中にログアウトしようと試みると、「戦闘中はログアウトできません」 という内容のメッセージが流れるのだが、この時キャラクターが無敵になるというもの。ログアウトコマンドを連打することで無敵状態を維持できた。

2003/03/19 のパッチで速やかに対策された。

トレードバグによる詐欺行為

2003/05 頃、取引を行った際、提示されたはずのアイテムの受け渡しが行われず、ゼニーのみ取引が行われてしまうバグを利用した詐欺行為の存在が広く知れ渡った。

メールフォームの投稿によれば、トレードにおいてアイテムの個数を -1 に指定することで、アイテムの取引は行わずにゼニーのみの移動が可能だった。このとき、トレード画面上では「1」と表示されるが、その文字は正常な取引と比べるとややズレた位置に表示されるため、これに注目することで詐欺を回避することが可能だった。

そのため、当時の街中ではプレイヤーが注意を呼びかける為の演説会などを開き、詐欺への自衛対策を広める活動が行われた。

05/15、ガンホーは検証中として公知が出し、その後まもなく修正された。しかしバグの修正に関する公知などの続報が出ることはなく、表向きにはこのバグは存在するのかしないのか不明なままとなっている。なぜガンホーが続報を出さなかったのかは不明。

アブラチート

セージのスキルにアブラカタブラというランダムで様々な効果が発揮されるスキルがある。この効果もセージのスキルのひとつとして登録されていた為、スキルハックによって、本来ランダムに発揮されるはずの効果をスキルとして取得し、自由に使うことが出来た、というもの。

効果の中には無限にお金を増やしたり、レベルアップを出来るというものだけでなく、ボスクラスのモンスターを出現させるものまであった為、これを悪用した被害が続出した。

2003/10/29、対策が完了したとして公知が出た。

[参考資料] 黒衣の騎士団 Remix のミラー

資料・アブラカタブラによって発動する効果一覧

ランダムスキル
全クラスのアクティブスキルのうちどれかがランダムで発動する。
チェンジポリン
対象の敵 1 体をポリンにする。
クラスチェンジ
対象の敵 1 体を一定時間 MVP モンスターにする。
サモンモンスター
ランダムでモンスターを召喚する。
リバースオーキッシュ
自分の顔タイプを一定時間オークに変える。
デス
対象の敵 1 体を即死させる。ただし即死させた対象からは経験値とアイテムは獲得できない。
フォーチュン
対象の敵 1 体の Lv * 100 のゼニーが手に入る。現在は削除された。
対象の敵 1 体の頭の上にエモーション「?」が表示される。
テイミング
対象の敵 1 体がテイミング可能なモンスターの場合、対象をテイミングする。
レベルアップ
自分の Base 経験値が 10% アップする。現在は削除された。
インスタントデス
自分が戦闘不能になる。
フルリカバリー
自分の HP/SP、すべてのステータス異常が回復する。
コーマ
自分の HP/SP が 1 になる。

モーションカットチート

スキル使用時のモーションをキャンセルし、ディレイなしでスキルの連続使用を可能にするチートツールが出回ったというもの。

そのツールの名前が Triple Strafing であったことから、TS チートと呼称される。

クライアント側でスキルディレイ処理の対応をしていることから対策が難しかったのか、実質的な被害が薄いために軽視されていたのか分からないが、長らく放置されていたが、2005/04/12 のパッチにより封じられた現在でも使用可能とのこと

ラグナロ娘、チートツール使用疑惑

このチートツールの中には、TS チートを使用していることと、同じサーバー内のキャラクター名を発言するマクロが潜んでいる、いわゆる罠入りのものが存在した。

2004/08/27、ラグナロ娘の一人 蔵野ありさ と思われるキャラクターがこのマクロによって発言しているスクリーンショットが出回った。ただしスクリーンショットは偽装が容易で、逆に証明することは限りなく困難な為、真偽は不明。

蔵野ありさは所属するギルド HP 上で釈明文書を出したが、蔵野ありさが以前も何らかの騒動を起こしていた疑惑があったこと、ラグナロ娘は多くのユーザーにとって憎むべきガンホー側に立つ人間だったことなどもあり、一部では大きな騒動となった。チーターの烙印を押された蔵野ありさのサイトは荒らされ、 最終的に一部コンテンツを閉鎖することで落ち着いた。

この蔵野ありさは就職を理由に 2004/11/22 をもってラグナロ娘を卒業、広報としての役目を終えた。2004/12/01を持って、ネットアイドルからの卒業も宣言し、サイトを閉鎖した。現在は別名で、RO とは関わらずに活動している。

[参考資料] ラグナロ娘 蔵野ありさ 行動まとめサイト (デッドリンク)

パーティー侵入バグ

2005/01/09頃、RO 日記サイト TENPAI RO 上で、他パーティーに侵入可能なバグの存在が公開された。日記の SS がヒントになり手法が発見されたことから、即座に広く知れ渡った。

パーティー結成コマンド /organize 及びパーティー認識システムのバグ。PT 名が 16 バイト(全角8文字、半角16文字)ならそのまま、16バイト以下なら空白文字(1バイト)を用いて16バイトにして、その後に適当な文字を付与すると、本来結成不可能な同名の PT が誕生する。この時、侵入側も PT 権限を持っている状態になり、パーティー設定の変更、メンバーの除名、パーティーの解散といったコマンドが行使可能だった為、これを悪用するプレイヤーが出現した。

2005/01/12、わずか2日後の緊急メンテナンスで速やかに修正された。

[参考資料] TENPAI RO (01/09)

転生アップデートに伴って発生したバグ

2005/02/15、多くのユーザーに待ち望まれていた転生システムのアップデートが行われた。

公式発表によればクオリティ維持の為に長らく延期されたアップデートだったが、しかし露店開設スキルとバイオプラントスキルにバグを含んでいたことで一部では批判の対象となった。ガンホーは即日、公知で不都合情報を発表している。

露店バグ

商人系列のスキル、露店開設において、全角で数字を入力し未変換状態のまま決定ボタンを押してしてしまうと、新しく実装された機能により会話ウインドウに設定した売価が表示されるが、実際には 0z でアイテムを販売してしまう、というバグ。

もっとも、露店バグと名付けられているが、未変換状態で決定すると値段未入力となり、しかも値段未入力時の警告メッセージが出ないというバグはずっと以前から存在している。実際は会話ウインドウに表示される販売リストのバグ。

2005/03/01 のメンテナンスにて修正。

バイオプラントバグ

アルケミストのスキル、バイオプラントの効果が発揮されないというもの。ただしスキルの行使に必要なアイテムは消費される。

2005/02/22 のメンテナンスにて修正。

ステータス異常バグ

時間経過で解消するはずの状態異常が、再ログイン、マップ移動をするとで永続してしまうというもの。アイテムやスキルでの解消は可能。

ゲーム進行が不可能になったケースに対しては、フォームにて対応を実施している。

DVD 特典に伴って発生したバグ

地上波で放映されたアニメ、Ragnarok The Animation の DVD 版に RO のアイテムを特典として付けるという企画が実施された。一部では公式 RMT だという批判もあったが、ネットゲームとアニメーションというメディアミックスを面白く利用した特典だという点は評価できる。しかしその実装に伴っていくつかの不都合が発生した。

なお、Ragnarok The Animation は駄作らしい。

[参考資料] 超完璧サイト「ラグロク」

ネコミミキャップ重複配布

2005/04/04 のメンテナンスにおいて、一部のユーザーに Vol 1〜5 の初回特典である「ネコミミキャップ」を重複配布するミスが発生した。2005/04/06 にユーザーのもとにそのまま所持するよう求めるメールが届き、2005/04/07 に重複分の削除が行われた。

この件に関する公知は出ていない。

対象ユーザーにはメールにおいて連絡と謝罪が行われたこと、仮にこの件を公にしても無駄な騒ぎにしかならないことを考えると妥当だと思われる。

真理の目隠し実装に伴うデータ破損

2005/04/05 のメンテナンスにおいて、Vol 6〜9 の初回特典である「真理の目隠し」を追加する際、19 ワールド中の 16 ワールドでトラブルが発生、データが破損した為に 20 分間のデータ巻き戻しが行われた。

また、このデータ破損の補償として、全 19 ワールドで 24 時間に渡るアイテムドロップ率 2 倍のキャンペーンを実施した。

[参考資料] 定期メンテナンス終了のお知らせと一部ワールドにおけるデータの巻き戻しについて

ステルスチート

2004/12 頃、ステルスログインの存在が不正プログラムを利用しているユーザー間で広く知られるようになった。

ステルスログインとはマップ情報を送受信しないログイン状態のこと。マップ上の他プレイヤーやモンスターから自キャラクターを見えなくすることからステルスと呼ばれる。

これまでは BOT キャラクターと経験値を分配し育成する場合、他プレイヤーに気取られたり、アクティブモンスターに狙われるリスクがあった。ところがこのステルスログインを併用することで、それらリスクを冒さないキャラクタの育成が可能になり、BOT の行動範囲も広がった。

本来はスペックによる読み込み時間の差のクッションとして、サーバーとの接続が段階的に行われる仕様を悪用したもの。ステルスログインではマップサーバーとの通信パケットをフィルタリングし、「DB サーバーと接続されているがマップサーバーとは完全に接続されていない」状態を維持するものだとされる。BOT 問題などと比べれば対策は遥かに容易で、かつ緊急性のある脆弱性にもかかわらず、長らく対策もアナウンスも行われていなかった

2005/10/07 のメンテンナンスでようやく修正されたと思われたが、即日穴が発見された。

12/25 のアインブロックのアップデートにより、ようやく 「ステルス状態で30秒以上経過すると強制的に切断する」という実効力のある対処が行われたが、「30秒に1度ログインとログアウトを繰り返す」というアナログな手法で簡単に破られ、現在でも存在し続けている。

[参考資料] ステルス共有についてBOT NEWS〜ボットニュース〜
[参考資料] Are でステルス(デットリンク)

ステルス移動チート

2005/10/01、ステルスログインの状態のまま移動が可能になるとされるツールが出回った。

ステルスログイン状態で移動ができる、いわば任意の地点へワープすることができるチート。更にこのチートの偶然的な副次効果として、無詠唱スキルを多重発動させたり、スキルの使用制限を無視したり、要詠唱スキルをインスタント発動できることなどが判明した。これらが悪用されれば、ゲームの目玉の一つとされるギルド攻城戦のバランスは根底から破壊され、ゲームが成立しなくなると言われている。

ステルス移動チートによるスキルの不正使用。

上はユーザーにより撮影されたとされる動画より。左はウィザードのスキル、クァグマイアを設置枚数限界を無視して同時設置した上で、更に同時にストームガストを無詠唱で発動させている。右ではアーチャーのスキル、アローシャワーを多重発動させている。

このチートツールの開発者はガンホーが長らくステルスチートへの対策を行わなかったことから、いくらかの制限を加えた上でツールを配布、それを通じてガンホーへの抗議活動を試みたとされる。(当たり前の話だが、例え抗議目的であっても調査目的であったとしてもこのようなチートツールをばら撒いたり、或いは使用することは許されない。開発者の行動を肯定する意味は無い)

2005/10/05、ガンホーは公知を出し対策を宣言、次のギルド攻城戦が行われる週末までに報告を行うと発表した。しかし「ギルド攻城戦に影響を与える不正ツール」のみに言及し、長らくステルスチートによる不正が行われていたこと、それに無対処であったことは封殺した。ユーザーからすれば、これは今まで公然と行われてきたチートの延長線上にある事件にも関わらず、公知からは突然不正ツールが出現したかのような印象を受ける。

2005/10/07 のメンテンナンスで修正された。

[参考資料] ギルド攻城戦に影響を与える不正行為について (公式公知)
[参考資料] ステルス移動チートツール情報 その2 その3BOT NEWS〜ボットニュース〜
[参考資料] ステルス移動チート(AreBackDoor)について

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役に立つ情報系

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歴史サイト系

ラグナロクオンラフフフフフフフフ
2004/09 以降の詳細な年表と、考察のサイトです。懐かしい事件が多くて面白いです。
ラグナロクの歴史ツバメはココナッツを運ぶ
事実の羅列というかたちで、極めて詳細に綴られている年表サイト。2004/08/29 にて更新を停止。
うさだネトゲうさだ
β〜β2 にかける情報や年表。RO黒歴史サイトの先駆者。鋭い切り口で読ませる文章を書く辺りが尊敬。

抗議活動系

ソフトバンク系列、ガンホー社が運営するネットゲーム、ラグナロクオンラインの現実
やや色眼鏡で見た情報という印象だが、2004/11 の時点での RO の問題、疑問についてユーザー視点から纏めている。更新停止。
BOT撲滅運動:国民生活センターに訴えよう
その名の通り、国民生活センターに働きかけてガンホーに行政指導を行わせるという運動。
ラグナロク署名運動
ガンホーと Gravity の契約が切れる 2006/08 を目指し、Gravity が別の管理会社に RO を委託するよう署名する運動。更新停止?
【ラグナロクオンライン】アカウント停止ストライキ
不買を行動に移す事で、ガンホーに抗議の意思を示すという運動。
Boterのサイトを通報しよう!
無料サービスで行われている BOT 使用者のサイト/ブログについて、サービス提供元に抗議を訴える運動。
jROへの提言
ガンホーに対する考え方について、集約しようという試み。

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